コロナ禍における再開ということで、多くの問題に直面しているサーフィンのワールドツアー。
先日、例年3イベントから成るオーストラリアンレグにおいてNSW州ニューカッスルでの4つ目のイベント追加のニュースをお届けしました。
そして今度は、VIC州ベルズビーチでのリップカールプロがキャンセルになると現地メディアの報道が。
今回の記事は、オーストラリアンレグのこれまでの推移、そしてリップカールプロ@ベルズビーチ開催の有無に関するニュースをお届けします。
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当初のスケジュールであれば、4月1日にベルズビーチでのリップカールプロからスタート予定となっていたオーストラリアンレグ。
でしたが、ニューカッスルでの追加イベントからスタートとなり、従来の3イベントはリスケになるという不思議な展開となることに。
本来であれば、追加イベントを従来のイベント開催後に加えれば簡単であるものの、なぜか全日程変更という手続きを取る道を選びました。
その理由としては、オーストラリアンレグ初戦となるVIC(ビクトリア)州政府の対応が理由だったと言います。
当初、WSLはチャーター機の着陸地をビクトリア州にしようと州政府に対し、着陸の許可と着陸後の隔離ホテルの手配を問い合わせていたそうです。
しかし、州政府はテニスの全豪オープン絡みで慌ただしく、WSLの要請に対して対応していなかったとか。
そこでWSLとしてはビクトリア州以外の州にもコンタクトを取り、即座に対応してくれたNSW州でのオーストラリアンレグ初戦イベント開催に至ったというのが裏事情だったとのこと。
さて、ニューカッスルでのイベント開催により、リップカールプロは過去60年ほど続いたイースターホリデー時期の開催を断念する事になりました。
ただ、WSLはニューカッスルプロをオージーレグの4つ目のイベントと称しているので、リップカールプロを開催する意思があると思います。
なのですが、オーストラリアの一部現地メディアでは、すでに2021年リップカールプロはキャンセルになったと報じています。
理由としては、ビクトリア州政府の厚労相マーティン・フォレーが「2022年にリップカールプロは再開する」と2021年のキャンセルありきの発言をしたため。
WSLはまだリップカールプロについて正式な発表をしていないので不明ですが、キャンセルになる可能性は十分にあり得ると見られます。
ただ、オーストラリアで4つのCTイベント開催は、当サイトで何度もお伝えしていますが2021年シーズンを成立させるため。
そのため、もしもリップカールプロがキャンセルになるのなら、オーストラリア国内で新たな会場でのCTイベント追加もあり得ると報じているメディアもあります。
コロナ禍ということで流動的なスケジュール続きとなっているので、今後も最新情報を随時お届けしていきます。
For the first time in 60 years, Bells beach has lost its historic Easter weekend time slot at the Rip Curl Pro surfing tournament.
— The Today Show (@TheTodayShow) February 6, 2021
For more, we're joined by the General Manager of the World Surf League, Andrew Stark. #9Today pic.twitter.com/r4LosfxpD4