Photo: WSL / TOM BENNETT

CT(チャンピオンシップツアー)イベントには大抵設定されているローカルワイルドカード枠。

CTイベント開催時には会場を貸切らせてもらう代わりに、ローカルサーファーにも出場枠を与えるというものです。

ギャラリーとしては見知ったローカルサーファーが出場すれば盛り上がるので、イベントの活気にも繋がったりしますね。

今回の記事は、4月1日からウェイティングピリオドがスタートするオーストラリアンレグ初戦のニューカッスルカップのローカルワイルドカードのインタビュー内容をお届けします。


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ニューカッスルカップの会場となるのは、オーストラリアNSW(ニューサウスウェールズ)州ニューカッスル。

ローカルワイルドカードを獲得したのは、メンズはジャクソン・ベイカー「Jackson Baker」(24歳)、ウイメンズはフィリッパ・アンダーソン「Philippa Anderson」(29歳)。

ジャクソン・ベイカー Photo: WSL / ETHAN SMITH

現状において、新型コロナを収束させていることから唯一QSイベントが開催されているオーストラリア。

そのオーストラリアではQSイベントがすでに4戦開催され、ポートステファンズプロで優勝を果たしているジャクソン。

めちゃくちゃエキサイトしてるよ。まだ実感は薄いんだけど。CTサーファーがニューカッスル入りすれば実感が湧いてくると思うよ。

ギャビーやイタロみたいなサーファーと対戦することになるんだよね。

後1週間後くらいにはそんなヒートが実現するのかと思うと最高にクールなフィーリングだよ。

僕の母親は5年ほど前に他界したけど、ホームでのコンテストだから僕のサーフィンを見守ってもらえるのは強みだね。

僕はCTイベントを目標にずっと時間と労力を費やしてきて、残念だけど母親が生きている間に実現することはできなかった。

だけど、間違いなく僕を見守ってくれていることは分かっているから、ホームでのCTイベント出場は最高の感覚だね。

フィリッパ・アンダーソン Photo: WSL / ETHAN SMITH

これまでに幾度となくQSランク10位代前半をマークして、あと一歩のところでCT入りを逃しているフィリッパ。

そんなフィリッパは、今季のQSイベント最高位はポートステファンズプロでの準優勝となっています。

トップQSサーファーということで、今回でCTイベント出場は3度目となります。

ニューカッスルはコアなサーフタウンね。ここを好きになれない人に出会ったことはないわ。

これまでサーフェストでQSサーファーが集まり、今回はトップ中のトップのCTサーファーが現地入りしてきてる。

おそらくキッズは学校に行かず、ビーチで一日中サーフしたりCTサーファーを眺めていると思うわ。最高の雰囲気ね。

私は競争心が強くて、過去10年はCTへのクオリファイを目標に専念してた。

あと数年は同じ目標を目指すから、今回のイベントは良い経験になると思ってる。

CTサーファーを相手に良いパフォーマンスを見せ、番狂わせを起こしたいと願っているの。

そうすれば、私もツアー入りできるって自信になると思うし。

さて、4月1~11日にウェイティングピリオドが設定されているニューカッスルカップの波予報ですがあまり良くありません。

初日の4月1日は本日3月30日からのサイズアップで波のサイズはありますが、風は強めのオンショア予報。

残り日程は、サイズダウンすれば風向きが良くなり、サイズアップすればオンショアの見込みとなっています。

何とか予報が好転し、せめてイベント最終日だけでもグッドコンディションで開催できることを願っています。

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