生命を危機に晒してまで行うことになるビッグウェイブサーフィン。
特にビッグウェイブスポットの中でも危険と言われる場所の一つが北カリフォルニアのマーヴェリックス。
昨シーズンのマーヴェリックスはスウェルに恵まれ、その中でビッグウェイブのワールドチャンピオンが地獄のホールドダウンを強いられることに。
今回の動画は、ツイギーことグラント・ベイカー「Grant Baker」(47歳)が自身のワイプアウトを説明する映像をお届けします。
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昨シーズンのマーヴェリックスはコンディションがよく決まったことから、素晴らしいライディングが目立ちました。
特にマーヴェリックスでのベストバレルとも言われたピーター・メルのパフォーマンスは印象深いですね。
そんな中、表裏一体として伴うのがワーストワイプアウトで、犠牲となったのがツイギー。
動画が撮影されたのは2021年1月10日のことで、この日のブイが示したスウェルのサイズと周期は20フィート/20秒。
スウェルの周期は、大まかな目安として10秒未満が風波、10秒以上がグランドスウェルと言われているので、グランドグランドスウェルといった感じでしょうか。
そんなヒュージコンディションでのワイプアウトについて、ツイギー本人の解説は以下の通り。
エアドロップをメイクできず、フェイスに頭と手首を強打する事になったんだ。
頭をフェイスにヒットした瞬間は星が飛んで見えたよ。ただ、運が悪いことにそのまま海面に沈むことができなかった。
予想だけど、おそらくリップと一緒にボトムに叩きつけられたんだと思うけど、とんでもなく強烈だったよ。
まぁ、1本目の波ってこともあって落ち着いていて、海中では「リラックス、リラックスするんだ」って自分に問いかけてた。
しばらくして海面に浮上すると体の向きがビーチを向いていて、空気を吸い込んでアウトを振り返ると、次のセットが襲い掛かってきたんだ。
2本目の波は相当なまでにヘビーで、僕がいたポジションも最悪だったんだけど、容赦なく巻かれまくったよ。
再びの浮上後に最後となる3本目に巻かれたけど、3本目も楽じゃないけど、2本目ほどヤバくはなかった。
ちなみに、ツイギーはビッグウェイブサーファー御用達のインフレータブルベストを着用していたものの機能しなかったとか。
どうやら、二酸化炭素カートリッジのコードではなく、ウエットスーツに付いている他のコードを引っ張っていたとか。
ジョークなのかどうかは分かりませんが、笑えないと言うかヤバすぎです…。