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2017年度ワールドジュニアチャンピオンのヴァヒネ・フィエロ「Vahine Fierro」(21歳)。

WSLのワールドジュニアチャンピオンとなったサーファーの大半はCT(チャンピオンシップツアー)へと駆け上っていくので、CT入りが期待されているサーファーですね。

今回の動画は、メインスポンサーであるロキシーがヴァヒネ・フィエロをフィーチャーした映像をお届けします。


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直近でフルシーズン開催された2019年のQSランクをチェックして見ると20位のヴァヒネ。

2017年にワールドジュニアタイトルを獲得したためか、2018年と2019年にはフランスでのCTイベントにスポンサー枠でワイルドカード出場していて、いずれも結果は1コケは逃れたもののラウンド3敗退となる9位。

ただ、よくよく結果を見ると興味深いのですが、2018年はラウンド2でキャロリン・マークスと対戦して勝ち上がっています。

さて、そんなヴァヒネですが非常に興味深いのがホームグランドであり、ヴァヒネは世界有数のレフトスラブのチョープーを有するタヒチをホームとしています。

チョープーは非常に特殊な波であり、このような波質こそが最もローカルノーレッジが求められるサーフスポット。

そのチョープーにおけるヴァヒネのバレルチャージはすでに定評があり、2024年パリ五輪の会場となっているのがチョープー。

パリ五輪時のヴァヒネの年齢は24歳とアスリートとしてはピークと言えるような時期なので、もしも出場権を得るならば、金メダル候補の一人と言えます。

これってとても面白く、現状CT入りできていない点を見るとヴァヒネはオールラウンドではないと思いますが、チョープーに強いということでパリ五輪では金メダル候補となってしまうのです。

プロサーファーであっても、波のコンディションの得意不得意はあり、チョープーが極端に特殊なサーフスポットであるためです。

それにしても、東京五輪は年間を通して最も波が小さく風はオンショアが吹きやすく、サーフィンには最も適さない時期のビーチブレイク開催。

一方のパリ五輪は、メインサーフシーズン中のメンズでもビビるほどのスラブ(slab:底ボレするバレル)がブレイクするチョープー開催と、あまりにもギャップがありすぎるような…

サーフィンを知らない方が後に東京五輪とパリ五輪を見比べて見れば、とても同じ競技とは思えない事でしょう。