今やコンテストサーファーさえも愛用者が増えているツインフィン。
一昔前のコンテストサーファーはスラスター(トライフィン)一筋といった感じだったので時代は変わったと言えます。
ただし、スラスターと比べて乗り方の違いはどうなのか?
今回の動画は、現在ではツインフィンがメインボードとなっている元CTサーファーのカージーこと、ジョシュ・カーによるツインフィンのコツを教えてくれる映像をお届けします。
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動画を公開したのはオーストラリアのフィルマーでありサーフコーチのケール・ブロック。
目から鱗と言った感じのハウツーを紹介するケールなので、当サイトでもいくつかケールの動画を紹介しています。
カージーだけでなくケールもツインフィンを乗り込んでいて、まずはケールのアドバイスから紹介します。
ケールによると、ツインフィンの場合はスラスターよりも体重をかける力加減を80%に抑えて乗った方が良いとのこと。
特に力の抜き具合はボトムターンの時に重要となり、ツインフィンはセンターフィンが無い事からスラスターよりも波へのグリップ力が劣ります。
そのため、ボトムターンでいつものような負荷をかけるとスリップしたり、推進力が落ちると言います。
続いてはカージーのアドバイスで、カージーがフォーカスしている点はトップアクションにおけるハンドアクション。
波のトップでボードをクイックに返すか、しっかりとレールゲームをするかによってハンドアクションが変わると言います。
進行方向から見て後方となる右腕を低い位置のままターンに入ればレールゲーム、右手を高く上げれば板の返しが早いクイックターンとなります。
理由としては、右腕を下げたままだと体重の配分は変わらず、上げると体重が前足寄りに移動し、フィンがあるテール寄りへのプレッシャーが弱まることで抵抗が減ってリリースしやすくなるとのこと。
さて、今回のカージーのアドバイスについて、トッププロであっても決まった体勢を取ることで体重配分を移動させているという点は非常に意外でした。
基礎ができているプロであれば、体勢を利用しなくても重心移動など簡単にできると思っていましたので。
だからこそスタイルが生まれるのですが、カージーもマニューバによりけりとは思うものの興味深い内容ではないでしょうか。