11月2日に今シーズンの幕開けを告げるファーストスウェルがヒットしたハワイのマウイ島ジョーズ。
ジョーズでのビッグウェイブサーファーはパドルインが主流ということで、お化けセットが入ると誰もが波を喰らうことになるハードコアなサーフィン。
そしてそのお化けセットにより、南アフリカのスティーヴ・ライスというサーファーが大怪我を負うことに。
今回の記事は、先日のジョーズでスティーヴ・ライスを襲った事故の内容やクラウドファンディングに関するニュースをお届けします。
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スティーヴの治療費をサポートするために現在クラウドファディングが行われていて、まずはそのページにて記されている内容は以下となります。
11月2日に世界トップレベルのビッグウェイブスポット「ピアヒ」にて、インサイドでハマってセットを喰らっていたスティーヴ。
その最中、突如リーシュコードが波のパワーで思いっきり引っ張られたことで、大腿骨を骨折することになった。
ただ、マウイ島のセーフティチームの迅速な対応により、すぐに病院へと搬送されて手術を受け、現在の容体は安定しています。
スティーヴは物静かで謙虚であるものの、一度ビッグウェイブが姿を見せるとワールドベストのビッグウェイブサーファーたちと共にチャージする存在。
また、仲間をサポートするために必要であれば何としてでも手を差し出すようなタイプなんだ。
そんなスティーブに出来ることなら寄付してもらえたり、口コミでクラウドファンディングの話を広めてもらえたら幸いです。
実際にスティーブが自身のSNSにてアップした術前と術後の大腿骨のレントゲン写真が以下となります。
さて、ここまでは大まかなストーリーで、ここからはスティーヴがサーフラインのインタビューに答えた詳細な状況をお届けします。
お化けセットが入ってみんな喰らうなんてことはジョーズでは当たり前のシチュエーションだね。
お化けセットが入ったから僕はパドルを始め、しっかりと呼吸した。
そしてボードから飛び降りて、クリスタルクリアブルーの海中を泳ぎ、日差しが見えて無傷でセットをやり過ごせるって思えた瞬間、リップが爆発したんだ。
おそらく僕のボードの真後ろでリップがブレイクしたんだと思う。ボードが空へと一気に飛ばされていったからね。
その角度が良くなくてリーシュが切れず、僕の大腿骨が折れることになり、海中に引きずり込まれることになったんだ。
リーシュが切れていれば、その瞬間に体にかかる衝撃はなくなりますが、運悪く切れなかったことで大腿骨が骨折するなんて強烈すぎです…。
ちなみに、いくらサーフボードを離してもリーシュコードで繋がっているので、波がブレイクする場所にボードが位置しているのに違和感を感じる方もいると思いますが、ビッグウェイブ用のリーシュコードが単純に長いためでしょう。
通常のリーシュコードであれば6フィートくらいですが、以前にダカインが発表したジョーズ用のリーシュコードは通常の倍となる12フィートでした。
なにはともあれ、あまりにも強烈なシチュエーションでありながらサバイブしたスティーヴ。
クラウドファンディングに興味のある方は、下記にてリンク先を貼り付けておくのでチェックして見て下さい。
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クラウドファンディング「Help Steve Rice Recover from a Broken Femur」