Photo: WSL / Poullenot

現地時間2022年3月7日(ポルトガル)、ペニシェを舞台としたCT第3戦「MEO Pro Portugal」が終了。

イベント最終日となった本日、メンズはグリフィン・コラピント、ウイメンズはタティアナ・ウェストン・ウェブが優勝を果たす結果となりました。

今回の記事は、MEOプロのイベントレポート、本日の結果、動画、最新CTランキングといったイベント情報に関するニュースをお届けします。


スポンサーリンク


イベントレポート

個人的には本日イベントがオンになったのは非常に意外でした。

ただ、メンズとウイメンズを同時に終了させるには仕方ないとも言え、この点は男女平等の難しい点かと思います。

ファンとしては炸裂したコンディションでのサーフィンを見たいものの、そうなるとウイメンズは危険であるため開催できないのでイベント最終日の同時開催はできなくなりますし。

ウイメンズ

波のコンディション的にできることは限られるとあり、僅差の結果が目立ったセミファイナル。

レイキー・ピーターソンVSステファニー・ギルモアのヒート1、タティアナ・ウェストン・ウェブVSカリッサ・ムーアのヒート2ともに、トータルスコアは1ポイント以内差のシーソーゲームでした。

その中で勝利を掴んだのが、レイキーとタティアナとなり、カリッサはここでイエロージャージ争いから脱落。

レイキーとタティアナのファイナルでは、レイキーは優勝すればイエロージャージ獲得という絶好のチャンス。

でしたが、レフトが多めのコンディションとあり、フロントサイドのレフトがメインになると滅法強いタティアナがエクセレントレンジのスコアをマークしてレイキーを破る結果に。

ウイメンズは不思議なほど、フロントサイドの方が圧倒的に得意と言うサーファーが多いように感じます。

これまではターンに限った事でしたが、パイプイベントを見るとバレルでもフロントサイドの方が強かったのは顕著なのが興味深かったです。

だからこそ、ライトとレフトの会場が平等になった方が面白いと思うのですが、比率的にレギュラーフッターが多いためかバリエーション豊かになるライトが多めなのは変わらないですね。

本日の結果

メンズレポート

メンズのセミファイナルは、フィリペ・トレドVSイタロ・フェレイラという好マッチアップからスタート。

コンディション的にメンズはエアゲーム勝負となり、イタロは2本目のライディングで8.83をマークしてリード。

このリードは長らく続いたものの、フィリペがヒート終盤で逆転に成功。

イタロが逆転に必要なスコアは4.84と、イタロにしては大したスコアではなかったものの、最後までバックアップスコアを揃えることができずに敗退となりました。

ヒート2では、パワフルなバレルでは安定した強さを見せていたジョンジョン・フローレンスとグリフィンの対戦。

コンディションが一変してしまった本日は、ホームブレイクを考えればグリフィン向きと言え、グリフィンがヒート終盤に6ポイント台を2本揃えてファイナル進出を決めました。

グリフィンVSフィリペのファイナルは、スタイル的には似ているのでエアゲームがポイントとなり、両者共に一歩も譲らぬ展開に。

スコア的にも大差が付くことが無く、このレベルになると乗った波がセットでよりサイズが大きかったなどといった点がスコアに直結する程度なのかもしれません。

そしてどちらが勝ってもおかしくないファイナルを制したのは、自身初のCTイベント優勝となったグリフィン。

グリフィンの過去の戦歴を調べると興味深いことに、ファイナル進出自体が初めてのことで、過去最高位は3位が6回もあり、セミファイナルがずっと高い壁になっていました。

本日の結果

ハイライト動画

ポストショー

最新CTランキング

メンズ

カノアがCTランクトップに立ち、イエロージャージ着用になるのは日本人ファンとしては感慨深いものがありますね。

しかも、2位以下にある程度のポイント差を付けているので、イエロージャージ着用が次戦以降も続く可能性がありますし。

CTランク2位にケリー・スレーターが付けている状況も信じられないと言った感じで衝撃的ではないでしょうか。

一方、ランキング下位に目を向けると、昨季のトップ5となったモーガン・シビリック、上位陣であったライアン・カリナンとオーウェン・ライトの3名がCTランク31位という厳しい現実も見受けられます。

ウイメンズ

今イベントではギリギリのポイントでイエロージャージをキープすることになったブリッサ・ヘネシー。

個人的に気になるのはトップ10圏外となったベテラン勢で、ステファニー・ギルモア、サリー・フィッツギボンズ、コートニー・コンローグが位置しています。

今季は後2戦を終えたらミッドシーズンカットが待っているので、特にサリーが引っ掛かってしまう恐れがあるので今後に注目です。

まとめ

次なるCT第4戦はヨーロッパからオセアニアへと舞台を移し、オーストラリアのベルズビーチで開催となる「Rip Curl Pro Bells Beach」。

ウェイティングピリオドの設定は、4月10~20日となっています。

-----

メンズサイト「MEO Pro Portugal

ウイメンズサイト「MEO Pro Portugal

2022年MEOプロの過去記事

Twitterもお願いします!

World Surf Travel

当サイトの姉妹サイト「World Surf Travel」

サーフトリップ情報や海外現地情報など

個人旅行に関する全般情報を配信中

おすすめの記事