現地時間2022年6月28日(ブラジル)、リオデジャネイロ州サクアレマを舞台にしたCT(チャンピオンシップツアー)第8戦となる「Oi Rio Pro」が終了。
イベント最終日の本日は、メンズはフィリペ・トレド、ウイメンズはカリッサ・ムーアの優勝で幕を閉じました。
今回の記事は、オイリオプロのイベントレポート、本日の結果、ハイライト動画、最新CTランキングといったイベント情報に関するニュースをお届けします。
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イベントレポート
ウイメンズ
男女共にセミファイナルからスタートした本日、優勝したカリッサ・ムーアがまず対戦したのはタティアナ・ウェストン・ウェブ。
タティアナはオリンピックのタイミングでブラジル代表へと国籍表記を変更したので、今イベントはホーム開催。
そのため、タティアナが波に乗るとライディングの良し悪しに関係なく、大歓声が沸き上がるほどの盛り上がりを見せました。
でしたが、結果的にカリッサが難しいコンディションの中でも7ポイント台を2本揃えてファイナル進出を決定。
カリッサはセミファイナルを勝ち上がった時点で、今季WSLファイナル進出が決定となりました。
ジョアン・デフェイと対戦となったファイナルでは、ジョアンが7.50とミディアムスコアをマークする一方、カリッサはミディアムスコア2本のみでリードを許すことに。
ヒートはジョアンがリードする形になり、カリッサは終盤に入るとトータルスコアを伸ばすものの逆転にはわずかに足りない。
そしてジョアンの優勝へのカウントダウンに向け、ヒート残り時間1分となったところでカリッサが波をキャッチし、コールされたスコアが9.50とブザービーターとなる大逆転劇により優勝を果たしました。
カリッサによるコメントは以下となります。
これまでのキャリアにおいても大好きな勝ち方の一つだったわ。
親友のジョアンとの対戦はいつでもハードだけど、Gランドではやられたから、今年は借りを返さなきゃって感じてたの。
ヒート中はずっとリードされてたから、おそらく準優勝で終わるだろうなって思ってたのに、まさかって感じ。
友達と最高な一週間を過ごせたし、最高なファンからはたっぷりの愛とサポートを感じたから、よりスペシャルな時間になったわ。
本日の結果
メンズ
優勝したフィリペ・トレドの軌跡はと言うと、セミファイナルではヤゴ・ドラと対戦。
フィリペもヤゴも、どちらも単発エアリアルだけでもエクセレントレンジを出せるほど難易度の高いバリエーションをメイクするので、最後の最後まで気が抜けない展開に。
ヒート前半で仕掛けたのはヤゴで、ミディアムスコアをマーク後にシャープなターンの連続で8.67をマーク。
その数分後には、フィリペも連続ターンの応酬により8.43をマークして、互いに1本ずつエクセレントレンジを持つことになります。
ヒート中盤になると、フィリペがフロントサイドでのアーリーウープとカットバックでライディングを締めくくるものの、スコアは4.93とさほど伸びず。
しかし、ヒート後半に入るとフィリペはバックサイドで、再びとなるターンのコンビネーションにより、ヒートハイエストとなる8.93をマークして勝利を収めました。
ファイナルでフィリペが対戦したのは、ツアールーキーのサミュエル・プポ。
今イベントのフィリペはファイナルでピークを持ってきたと言えるほどで、ヒート中盤にまずバックサイドで高さのあるフルローテーションをメイクしてパーフェクト10。
パーフェクト10に続くライディングでは、バックサイドでフローターやターンの連続といったコンビネーションで、今度は8.67をマーク。
本日のようなコンディションでエクセレントレンジを2本揃えられたら、対戦相手は正直厳しいことでしょう。
ヒート終盤ではサミュエルも意地を見せてターンの連続でエクセレントレンジとなる8.00をマークしたもののタイムアップ。
フィリペが完璧な試合運びで優勝を果たし、今イベントでは計4度目の優勝、2018年、2019年、2022年と3年連続優勝を決めました。
フィリペのコメントは以下となります。
このポジションにいさせてもらい、家族、仲間、ファンとこの瞬間をシェアできて本当に恵まれてるって感じてるよ。
サミュエル、ヤゴ、イタロとセミファイナリストになったみんなにも、ブラジル人アスリートして歴史的瞬間を刻んだからおめでとうって伝えたい。
ファンは僕らCTサーファーみんなに愛を送ってくれて最高だったからこそ、これ以上ないイベントの一つになったと思ってる。
本日の結果
イベントハイライト動画
最新CTランキング
メンズ
ウイメンズ
まとめ
次なるCT第9戦は南アフリカのJベイ(ジェフリーズベイ)を舞台にしたイベント「CORONA OPEN J-BAY」。
イベントのウェイティングピリオドは7月12~21日の設定となります。
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イベントサイト「Oi Rio Pro」