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Photo: WSL / PIERRE TOSTEE

以前までのウイメンズのコンテストシーンにおいて、求められることのなかったエアリアルやビッグバレル。

そんな分野に積極的に取り組むようになったのが、現在10代半ばほどの次世代サーファーガールたち。

その世代の筆頭の一人と言えるのが、すでにコンテストシーンで大活躍のケイトリン・シマーズ「Caitlin Simmers」(16歳)。

今回の動画は、ケイトリン・シマーズによるWSL(ワールドサーフリーグ)イベントにおけるこれまでのハイライト映像をお届けします。


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シエラ・カーやエリン・ブルックスなどと共に、ビッグバレルにチャージしたりエアリアルを取り入れているケイトリン。

何がユニークかと言うと、ウイメンズのコンテストシーンにおいてビッグバレルやエアリアルはスルーしても良いマニューバであったためです。

基本的にウイメンズはメンズのようなフリーサーファーはごくわずかで、プロとして活動するためのメインストリームはコンテスト。

そのコンテストシーンにおいて、今シーズンからチョープーイベントがあるものの(昨年はコロナでキャンセル)、以前はビッグバレルイベントがありませんでした。

エアリアルに関しては、シルヴァナ・リマといった先駆者がいたものの、基本的にターンでも同様のスコアが出せるとあり、エアリアルにこだわる必要がなかったのが現実。

そんな中、必要とされないものに取り組んできた若手ガールズなので、この世代が台頭すればウイメンズサーフィンが大きく変わると思っていました。

そしてコンテストシーンで最初に台頭したのが今回のケイトリンで、昨シーズンはCT(チャンピオンシップツアー)クオリファイを決めながら辞退しています。

クオリファイしながらも辞退と言うのは、かつてのタジ・バロウを彷彿させられますね。

そんなケイトリンなので、CS(チャレンジャーシリーズ)ではトップレベルのサーファーの一人で、現在のCSランキングはトップ。

開催目前に控えたUSオープンはディフェンディングチャンピオンとして参戦するので、2年連続優勝となるのか注目です。

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