カウリ・ヴァアスト Photo: Damien Poullenot/World Surf League

現地時間2022年8月17日(タヒチ)、レフトスラブ(slab:底ボレするバレル)のチョープーを舞台にしたCT(チャンピオンシップツアー)第10戦「Outerknown Tahiti Pro」が開催。

イベント2日目となった本日は、ウイメンズのラウンド2とメンズのラウンド1の3ヒートのみ開催されました。

今回の記事は、タヒチプロのイベントレポート、本日の結果、ハイライト動画、今後の波予報といったイベント情報に関するニュースをお届けします。


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イベントレポート

ウイメンズ

サイズアップした本日、波がさらなるビッグサイズになる前にウイメンズの敗者復活戦となるラウンド2からスタート。

ビッグサイズでバレルになる波もあり、ウイメンズもチャージするもののなかなかメイクには至らない難しいコンディションと言えました。

そんな中、ヒート1ではローカルワイルドカードのヴァヒネ・フィエロが、すでにWSLファイナル進出を決めているジョアン・デフェイを破る番狂わせを起こすことに。

ジョアンはレイトドロップやビッグバレルにチャージしたりと攻め続けたものの、どれもスコアに結びつくライディングとは行かず。

一方のヴァヒネはコンパクトなバレルをメイクしたりと、着実にスコアをマークして大金星を挙げました。

難しいコンディションの中でも、サイズのあるセットでしっかりとバレルをメイクした唯一のウイメンズはブリッサ・ヘネシー。

そのライディングで本日のシングルハイエストスコア7.00、トータルハイエストスコア8.93をマーク。

ブリッサは今イベント結果によりWSLファイナル進出の有無が決定するので、好調なパフォーマンスは心理的にもプラスに作用するでしょう。

ヴァヒネとブリッサ以外には、タティアナ・ウェイストン・ウェブとレイキー・ピーターソンがクオーターファイナルに勝ち上がりました。

本日の結果を受け、タティアナと昨日ラウンド1を1位通過したステファニー・ギルモアのWSLファイナル進出が確定となっています。

ウイメンズのWSLファイナルは残り1枠で、その枠を争っているのはブリッサとレイキー。

クオーターファイナルでブリッサとレイキーは直接対決となるので、そのヒートの結果でラスト1枠が決定となります。

本日の結果

今後のヒート表

メンズ

本日はかなり長いオンホールドを経た上で、結果的には3ヒートのみ開催で終了したメンズラウンド。

サイズは十分にあったものの、ストームの影響でなかなかバックリと口を開くバレルが少ないと言うのが理由でした。

そんな状況でも見せてくれたのはローカルワイルドカードのカウリ・ヴァアストで、スコア的にはエクセレントには届かなかったものの、バッチリとバレルを2本メイクしてスコアを確保。

必要なスコアをマークした後は、スイッチスタンスでのテイクオフをメイクし、その後は通常のスタンスに戻してバレルをメイクしたりとやりたい放題で、イーサン・ユーイングとバロン・マミヤを撃破しました。

本日のラストヒートとなったヒート3では、ジャック・ロビンソンがほぼパーフェクト10と言える9.43をマーク。

実はこの波が入って来た時、ジャックのプライオリティは3番目だったのですが、ダブルアップ系の波で他の2人がスルーし、ジャックがキャッチすることに。

そしてディープポジションからのエアドロップをメイクし、完全にバレルに包まれてからドギードアから抜けてくる強烈なパフォーマンスでした。

結果的に本日のシングルハイエストスコア9.43、トータルハイエストスコア16.26をマークしたのはジャックとなりました。

本日の結果

ハイライト動画

波予報

明日が今回のイベント期間において最もサイズとコンディションが良くなる予報は変わらず、公式波予報サイトのサーフラインは「エクセレント」コンディションになると発表しています。

時間が許す限り、朝一からメンズラウンドを進行していくことになるでしょう。

まとめ

日本とタヒチの時差は19時間あり、日本が19時間進んでいます。

タヒチプロのネクストコールとなる現地時間の2022年8月18日午前6時45分は、日本時間では8月17日午前1時15分となります。

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公式サイト「WSL

2022年タヒチプロの過去記事

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