現在開催中となっているポルトガルのエリセイラでのCS(チャレンジャーシリーズ)イベント「EDP Vissla Pro Ericeira」。
今シーズンのCSは同イベントをもって残り3戦なので終盤戦であり、早くもCT(チャンピオンシップツアー)入りを決めたサーファーが出ることに。
そのサーファーとはインドネシアの和井田理央「Rio Waida」(22歳)。
今回の記事は、和井田理央のこれまでのコンテストキャリアやクオリファイを決めた直後のインタビュー動画などといったニュースをお届けします。
スポンサーリンク
男女を合わせてCSサーファーの中で一番乗りで来季CTへのクオリファイを決めた和井田。
昨日10月4日のポルトガルCSイベントのラウンド48を勝ち上がった時点で確定となりました。
これで、今後のCSイベントではすべてのヒートで敗退したとしても、CSランクのトップ10から脱落しないだけのCSポイントを獲得したという意味です。
これだけ大差をつけたのは、CS第2戦と第3戦で連続優勝を果たしたため。
ちなみに、インドネシア代表としては初のCT入りというサーフィン史に名を刻む快挙となりました。
そんな和井田のCT入りまでの道のりですが、2017年シーズンからQS(クオリファイングシリーズ)イベントに本格的に参戦。
2017年はQSランク96位となりトップ100入りしたものの、2018年は143位、2019年は138位と、CT入りが現実的とは言えない厳しい結果でした。
その後、大きな転機と言えたのはインドネシア代表として東京五輪に出場したことでしょう。
ちなみに、オリンピックが開催された2021年のCSランクは67位でした。
サーフィンのレベル的には誰もがCTレベルと太鼓判を押していたので、ついにコンテストに調整できるようになったと言える結果ですね。
CT経験については、これまでに3度に渡りワイルドカード出場の経験があります。
2019年にバリ島クラマスで開催されたCTイベントは17位、2021年のメキシコは9位、今年2022年のGランドも9位とCTレベルで戦えるとすでに証明する結果を残しています。
来年2023年シーズンのCTランクは2024年パリ五輪の出場権に繋がり、和井田はインドネシア代表としては唯一のCTサーファーなので相当有利です。
来季CTイベントでの活躍を楽しみにしたいところです。