先日お届けしたネイザン・フローレンス「Nathan Florence」(28歳)によるアイルランドのマラモアでの珠玉のビッグバレル動画。
同記事でも触れていた通り、ネイザン本人によるYoutubeチャンネルから舞台裏となる動画が公開となりました。
今回の動画は、アイルランドを訪れたネイザン・フローレンスによるマラモアでビッグバレルメイクに至るまでのバックステージ映像をお届けします。
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ガンという直進性の強いビッグボードに乗りながら、テクニカルなライディングでビッグバレルをメイクするパドルインビッグウェイブサーフィン。
そう考えると、パドルインのビッグウェイブシーンのレベルは近年で相当上昇しているので、あまりフォーカスされないのは勿体ないと思うほどです。
実際の現場で、メイク後にネイザンが漏らしたコメントは以下となります。
バレルに入った時、ハイライン過ぎてリップの方に吸い込まれそうになったから終わったって思った。
それでも吸い込まれないようにホールドしてると、フォームボールがやって来てヒットしてテールが一瞬スライドしたけど、何とかまたレールが引っ掛かってくれたんだ。
それからラインをボトムの方に向けて行ったんだけど、そこでまたワイプアウトするって思った。
その矢先にフォームボールがボードにヒットしたことで、僕を押し出してくれる形でメイクできたんだ。
強烈なスピッツが吹いて、コンタクトレンズは吹っ飛んでいったけどね。
さて、ビッグウェイブサーファーは世界中のビッグウェイブスポットへとストライクミッションを繰り返す生活を送っています。
なのですが、今回のようなサーフシーン全体を圧倒するようなライディングをメイクすることは極めてレアなこと。
ネイザン自身も、今回以前に脚光を浴びたライディングとなったのは2015年のチョープーでの事なので7年振りですし。
それだけ献身し続けても報われないケースも多い思うので、ミラクルな一本と言えます。
この波をキャッチし、しっかりとメイクし、尚且つしっかり映像として撮影してもらうと言う全てのプロセスが揃って初めて世に出ることになるのですから。
ビッグウェイブサーフィンはハードコアな世界ですね。