Photo: WSL / Hughes

現地時間2023年4月22日(オーストラリア)、ウエスタンオーストラリア州マーガレットリバーをメイン会場としたCT(チャンピオンシップツアー)第5戦「Western Australia Margaret River Pro」が開催。

イベント3日目となった本日は、マーガレットリバーらしいコンディションに恵まれてメンズのラウンド2~3、ウイメンズのラウンド3ヒート4まで行われました。

今回の記事は、マーギーズプロのイベントレポート、動画、今後の波予報といったイベント情報をお届けします。


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イベントレポート

メンズ

Photo: Beatriz Ryder/World Surf League

コンディションが良いと言う事で、メンズをメインに進行することになった本日のマーギーズプロ。

イベントはザ・ボックスで開催になるかもしれないと昨日の記事で触れましたが、本日もサーファーズポイントで開催。

実際にコンディションを見たわけではないので何とも言えませんが、もしもザ・ボックスで開催となればウイメンズの開催は難しいと思います。

理由はシンプルに危険だからであり、だからこそ全てを男女平等にするのはどうかなとも感じてしまいます。

さて、敗者復活戦となるラウンド2からスタートとなった本日、ラウンド2ではジャック・トーマス、カルロス・ムニョス、マイケル・ロドリゲス、和井田理央のイベント敗退が決定。

ラウンド2敗退は1コケなので早期敗退ですが、和井田はミッドシーズンカットをパスしました。

ちなみに、アメリカ、オーストラリア、ブラジル以外のサーファーは2024年パリ五輪の出場権獲得の可能性が非常に高いので(獲得できないのは1人のみ)、和井田の再びのオリンピックも十分にあり得る事でしょう。

ラウンド3に進むとオーバーラッピングヒートでイベントを進行。

最大の注目となったのは11×ワールドチャンピオンのケリー・スレーターの進退で、結果的に接戦の末にケリーはリアム・オブライエンに敗退することに。

ケリーのコメントは以下の通り。

マジックが起きるだろうって思ったヒートの一つだったんだよね。

コンボに追い込まれてなければ、波さえ入ればチャンスはあるんだし。

調子は良かったし、緊張感もなかったし、精神的にも問題ないシチュエーションだった。

今日と言う日を最高に楽しめたし、美しい一日だったし、エネルギーに溢れていたよ。

ちなみに、このままケリーがコンテストシーンから消えていくのかどうかは不明です。

現在のワールドツアーはWSLの裁量権が強く、客寄せパンダじゃないですけどケリーにシーズンワイルドカードを与える可能性も捨てきれないためです。

実際に2022年シーズンには、コンテスト結果でツアー落ちしたオーウェン・ライトにツアー立役者と言う事でシーズンワイルドカードを与えていますし。

ただ、ケリーの場合は年齢も年齢なので、本人が望まない可能性もあり得るので今後の動向に注目です。

本日最もエキサイティングな瞬間と言えたのはイタロ・フェレイラによるフルローテーションメイクでスコアされた9.03。

ターン勝負という固定概念があるブレイクで、単発のエアリアルで9ポイント台をスコアしたのですからインパクトが強いです。

ちなみに、フリーサーファーのエアリアルサーファーであれば、基本的にはリップ上へ飛び出した時の向かい風(エアウインド)を利用するのが一般的。

そして今回のイタロと言い、Jベイで2発連続でアーリーウープをメイクしたフィリペ・トレドと言い、エアウインドに関係なくメイクしているのが異次元レベルです。

シンプルにエアリアルに関して相当な実力差を感じてしまうほど圧倒的ではないでしょうか。

ヒート結果

ウイメンズ

メンズ終了後に日没まで4ヒートをこなすことになったウイメンズラウンド。

最大の見所となったのは、ワイルドカード出場のブロンテ・マコーリーがベティルー・サクラ・ジョンソンを破った番狂わせでしょう。

トータルハイエストスコア15.93をマークしたのは、カーヴィング系には圧倒的な強さを誇るカリッサ・ムーア。

ただし、対戦相手であるルーキーのソフィー・マコーロックも敗れはしたものの14.66という本日のセカンドハイエストスコアと大勝負を演じました。

ヒート結果

ハイライト動画

波予報

今後の予報としては、サーフラインによると明日23日は開催されるかも程度で、24~26日はレイデイの予想。

長期予報を見ると28日が今イベント期間のベストであり波のサイズはビッゲストな予報。

となると、明日午前は本日に近いコンデションと言う事で、明日もオンにしてメンズのラウンド4とウイメンズのラウンド3を終わらせるかなと思っています。

まとめ

西オーストラリア州と日本との時差は1時間で、日本の方が1時間進んでいます。

明日のファーストコールは現地時間の午前6時45分で、日本時間では午前7時45分となります。

今日よりもファーストコールを30分早めているところを見ると、やる気満々のように思えますね。

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公式サイト「Western Australia Margaret River Pro

2023年マーギーズプロの過去記事

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