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Photo: Aaron Hughes/World Surf League

メンズはグリフィン・コラピントの優勝で幕を閉じた2023年サーフランチプロ。

同イベントレポートの中で私も触れましたが、ファイナルのジャッジ基準はターンにウェイトを置いていたような。

ただ、海ではなく同一の人工波にも関わらず、複数回のパントが評価されたりターンが評価されたりジャッジ基準が一律ではないのは不可思議。

そんなジャッジ基準に対して3×ワールドチャンピオンのガブリエル・メディナがSNSで意見をモノ申して多大なる賛同を得る事に。

今回の記事は、サーフランチプロ終了後にガブリエル・メディナが行ったSNS投稿に関するニュースをお届けします。


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ブラジリアンサーファーに関しては、過去にもスコアリングが低いなど、ジャッジとは少なからず因縁がありました。

ただ、ガブリエルがブラジリアン初のワールドチャンピオンに輝いて以降、不自然なスコアリングはあまり見ないようになったと感じます。

逆に、フルローテーションをメイクするだけでスコアが高すぎると言った声があったのですが、今回のガブリエルのSNS投稿を見ると現実は虐げられていたと主張。

ガブリエルによるコメントは以下となります。

まずは今回の議論の重要性を理解した上で読み進めて下さい。

サーフィンは僕の人生そのもので、サーフィンに対する思いは無償です。

全身全霊で取り組んでいますし、いつの日か振り返った時に、美しいレガシーを残したいとも思っていますし。

なのですが、何年にも渡り特にブラジルにおけるサーフシーンでは、ジャッジ基準の不明瞭さや曖昧さに振り回され、近年ではよりショッキングな状況にあると言えます。

今や明らかなジャッジ基準として、シンプルなサーフィン、そしてスムーズなターンの繋ぎへの評価が高く、クリティカルセクションへの際どいターンなどはジャッジ基準から抜けているような。

この基準は非常に納得がいかないし、サーフィンと言うスポーツを停滞させている要因の一つです。

今後はファンやスポンサーが現状を納得できなくなり、平等や公平を求めるために離れていく事でしょう。

また、多くのコーチやマネージャーがヒートやイベント後にWSLと話し合いをするものの、WSLの回答は自分たちの主張が正しいと見せようとするものの事例は明確ではなく、守りに入った内容ばかり。

WSLはサーフィンと言うスポーツの進化を助長するためにも、ジャッジ基準を明確にし、公平平等なジャッジ基準を適用する事を即座に求められています。

さて、丁寧な表現で記されていますが、基本的にはこれまでのジャッジ批判となります。

おそらくサーフランチプロのファイナルでのジャッジングを見た上で、現状のジャッジ基準を世に問うべきと思ったのでしょう。

ちなみに、ファン目線としてSNSのコメントなどを見ていると、メンズファイナルのラストライドでパントを2発入れたイタロのスコアが低く、実際にはイタロの優勝と言った声が多いです。

ヤゴのハイスコア、過去のフィリペやガブリエルのハイスコアを見ると、同じ人工波で今回のファイナルがなぜターン高評価に振れたのかは確かに理解しづらいと言えます。

果たして、WSLは何らかのアンサーを返してくることになるのか動向に注目です。