ミック・ファニングと同じく、クーランガッタでサーフィンの腕前を磨き上げてきたパーコことジョエル・パーキンソン(32歳)。

ツアー入りしたのは2001年で、昔からいつワールドチャンプに輝いてもおかしくないとの高い評価を受けていたものの、なかなかチャンスに恵まれず、初タイトル獲得に至ったのは2012年とツアー入りから11年目となった。

長いキャリアにおいて、ツアーランク2位に終わった年が4回もあったので、本人としても待ちに待った念願のタイトルだった事でしょう。

ワールドツアーイベントでの初優勝は、なんとツアー入りする前にワイルドカードで出場したビラボンMSFプロでのこと。イベント会場は、サイズアップすればバレルとロングウォールで有名なJベイ(南アフリカ)で、経験豊かなパワーサーファーが有利。つまり、パーコのサーフィンは18歳にして完成形にあったと言えますね。

サーフスタイルは、一見するとリラックスした感じにみえ、本人も「ジャッジからは手を抜いてるって悪い印象をもたれた過去もあったと思う」と口にしています。

しかし、オープンフェイスで見せるターンによるスプレーの量を見れば、力を入れる瞬間をよく把握しているんだという点が分かります。また、ハードなトレーニングもこなしていて、サーファー向けトレーニングのスマホアプリも出しています(笑)。近いうちに、トレーニング風景の動画もアップしますね。


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