Photo: WSL / NATE LAWRENCE

カナダ代表としてオリンピック出場を目指していたものの、カナダの市民権取得が10月に棄却されたエリン・ブルックス「Erin Brooks」(16歳)。

10月と言えばつい数か月前の話なのですが、状況が一転してカナダ政府からエリンへと市民権が与えられることになりました。

今回の記事は、エリン・ブルックスのカナダ市民権取得に関するニュースをお届けします。


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まずエリンは元々WSLではハワイ代表として活動していて、オリンピックではハワイはアメリカに含まれるのでアメリカ代表となります。

ただし、どの国も基本的には上限は2枠で、アメリカ代表ウイメンズの場合はCTサーファーのみで2枠が埋まってしまうので、CTサーファー以外でオリンピック出場のチャンスはありません。

そこで目を付けたのが、祖父がカナダ人、父親がアメリカとカナダの二重国籍ということで、おそらくエリンも二重国籍だと思われるカナダ。

ただし、カナダ代表としてオリンピック出場するには、カナダ政府から市民権を認められる必要があり、実は2023年10月に棄却されていました。

そこでカナダ代表への道は完全に閉ざされたと思いきや、いきなりの急展開で市民権が認められたのです。

急展開の理由としては、オンタリオ最高裁による「海外で生まれ育ったカナダ人の子供へ自動的に市民権を付与しないのは違憲」という判決を受け、マーク・ミラー移民相が考えを改めたため。

そしてブルックス家はすぐさま再度となる申請を行うと、数か月前には棄却されたものが瞬く間に認められたそうです。

ここからは少し、エリンのオリンピック出場の可能性やパリ五輪に出場した場合に関する考察をシェアします。

エリンにとってオリンピック出場ラストチャンスとなるのは2024年ISAイベントでのオリンピック選考。

同イベントはパリ五輪に出場するCTサーファーも出てくるので激しいバトルとなるのですが、実はエリンは2023年の同イベントに出場して準優勝を果たしています。

また、2023年はブラジル開催となったCSイベントで優勝と、コンテストキャリアにおいても十分にオリンピック出場の可能性を秘めていると言えます。

パリ五輪の会場となるチョープーについては、エリンはかなり相性の良いウイメンズサーファーと言えるでしょう。

エリンは若い頃からビッグバレルにチャージしてきたニュージェネレーションであり、グーフィーフッターのエリンにとってチョープーはフロントサイド。

エリンがパリ五輪出場となれば非常に面白くなると思うので、まずは2024年ISAイベントでチャンスを掴むことになるのか注目したいところです。

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参照記事「Teenage surfing star Erin Brooks granted Canadian citizenship, now sets sights on Olympics

エリン・ブルックスの過去記事

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