Photo by Tony Heff/World Surf League

現地時間2024年2月9日(ハワイ)、オアフ島ノースショアのパイプラインが会場のCT(チャンピオンシップツアー)イベント初戦「Lexus Pipe Pro」が開催。

イベント4日目となった本日は、ウイメンズのラウンド2~3が終了となりました。

今回の記事は、2024年パイププロのイベントレポート、ヒート結果、ハイライト動画、今後の波予報と言ったイベント情報をお届けします。


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イベントレポート

ハイライト動画を見ると分かる通り、とてもパイプイベントとは思えないコンディションで開催となった本日。

ただ、ウイメンズのクオーターファイナル前まではこんな事が当たり前となってるので、動画コメント欄には批判の声が多々見られます。

ウイメンズのパイプイベントは男女平等の流れを汲んでのことですが、まさに形だけとなっている現状を見ると批判の声が上がるのも当然かもしれません。

さて、パイプイベントにしてほぼターン勝負となったので番狂わせが発生しやすく、最大の波乱と言えたのが引退イベントになったカリッサ・ムーアの1コケ。

カリッサの敗因は明白で、ほぼバレルにならないにもかかわらずパイプイベントと言う事でバレル狙いにこだわったため。

おそらくターン勝負に切り替えていれば、普通にラウンドアップを果たしていたと思いますが、真っ直ぐなカリッサらしさは逆に印象的に映りました。

ヒート敗退後に投稿されたカリッサのSNSは以下の通り。

ざっくりと搔い摘んでしまえば「最後のホームイベントでベストパフォーマンスを披露したかったけど、トータル2ポイント台で終わっちゃったわ」という自虐コメント、そしてファンへのこれまでの感謝を綴っていました。

もう一つのビッグヒートとなったのは、ラウンド3でのキャロリン・マークスとワイルドカードのモアナ・ジョーンズ・ウォンのヒート。

モアナは最強ワイルドカードですが、パイプバレルのスペシャリストでありパイプが巻いていなければモアナが出場する意味があるのか…。

明日になればパイプバレルもありそうという前の敗退は残念な結果でした。

本日のシングルハイエストスコア8.17、トータルハイエストスコア15.50をマークしたのはモリー・ピクラム。

モリーのヒートは本日終盤と言う事で、今日は午後にかけてサイズアップの予報の通り、本日のスタートよりも巻く波が入ってきて、その波をしっかりとキャッチしメイクしたのがモリー。

バックドアのバレルメイクを2本揃えて、本日のスコアの中では圧倒的な差を付けて勝ち上がりました。

本日の結果

ハイライト動画

波予報

明日10日がホールディングピリオド最終日であり、波のコンディションも良い予報なのでイベント最終日予定となっています。

公式波予報サイトであるサーフラインの予想だと、波のサイズは午前が8~10フィートで午後は6~10フィート、風はオフショアのクリーンコンディションとのこと。

スウェルの向き的にはバックドアがメインとなるものの、特に午前中であればパイプも十分に割れる見込みだそうです。

ちなみに、ハワイに入るスウェルは北海道沖からアメリカ大陸へと東進する低気圧が発生源となるので、スウェルは西寄りから入り始めて北寄りに移行していきます。

そして地図をしっかりチェックして見ると分かりやすいのですが、スウェルの向きとしてはパイプは西寄り、バックドアは北寄りがベターとなります。

まとめ

日本とハワイの時差は19時間で、日本が19時間進んでいます。

明日のファーストコールとなる現地時間の2月10日午前7時45分は、日本時間では2月11日午前2時45分となります。

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公式サイト「Lexus Pipe Pro

2024年ビラボンプロパイプの過去記事

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