Photo by Matt Dunbar/World Surf League

現地時間2024年5月25日(タヒチ)、レフトスラブ(slab:底ボレするバレル)のチョープーを舞台にしたCT(チャンピオンシップツアー)第6戦「SHISEIDO Tahiti Pro」が開幕。

イベント初日となった本日は、ウイメンズのラウンド1~2とメンズのラウンド1が開催されました。

今回の記事は、タヒチプロのイベントレポート、本日の結果、ハイライト動画、今後の波予報といったイベント情報に関するニュースをお届けします。


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イベントレポート

ウイメンズ

ウイメンズラウンドから始まり、メンズと交互に開催となった本日。

ミッドシーズンカットを終えたツアー後半戦と言う事でフォーマットが変わり、前半戦のラウンド1は3位のみがラウンド2送りとなっていました。

でしたが、後半戦ではラウンド2をスキップできるのは1位のみとなり、さらにラウンド2は3人ヒートではなくマンオンマンとなります。

さて、本日のトータルハイエストスコア16.13をマークしたのは最強ワイルドカードのヴァヒネ・フィエロ。

ヴァヒネにとってチョープーはホームブレイクであり、圧倒的に経験値で勝るのでチョープーらしいコンディションになったら強いですね。

これまでにワイルドカード出場で負けた時は、あまり巻かなかったりとチョープーらしくないコンディションの時ですし。

ただ、今年のウイメンズ最終日はコンディションが期待できるので、今年はヴァヒネが優勝する可能性が極めて高いでしょう。

ヴァヒネの活躍によって勢いを止められたのが現CTランクトップのケイトリン・シマーズで、ケイティはラウンド1で2ndトータルハイエストを出したにも関わらずラウンド2送りに。

そしてラウンド2ではシーソーゲームの末にソイヤー・リンドブラッドに敗退し、今シーズン初の1コケとなりました。

本日のシングルハイエストスコア9.43をマークしたのは、ケイティを破る番狂わせを起こしたソイヤー。

それだけのハイスコアをマークしたもののラウンド1で1位通過とならなかったのは、ソイヤーがラウンド1で乗った波が1本のみでバックアップスコアが無かったためです。

ちなみに、ソイヤーによると9.43をマークした波は「間違いなくこれまで乗った波でベスト」とのこと。

チョープー開催のパリ五輪に向け、ツアーを引退しながらも今イベントにワイルドカード出場しているカリッサ・ムーアもラウンド1は1位通過を決めました。

ラウンド2では、ケイトリン・シマーズ、ベティルー・サクラ・ジョンソン、ジョアン・デフェイ、ガブリエラ・ブライアンの4名がイベント敗退となりました。

本日の結果によってウイメンズはクオーターファイナリストが出揃う事になり、非常に珍しいのですがレギュラーフッターとグーフィーフッターが4名ずつとなっています。

やはりスラブになるとフロントサイドの方が有利になるのでしょう。

ヒート結果

メンズ

本日のシングルハイエストスコア9.10、そしてトータルハイエストスコア15.60をマークしたのはライアン・カリナン。

ライブ中継を見ていましたが、ポジションがディープ過ぎて絶対に潰されたと思ったのに抜けてきたので見ていて鳥肌が立つほどのライディングでした。

本人もメイク後は笑顔がこぼれていたので、バレル内でフォームボールに乗ったり相当難易度が高かったのでしょう。

ライアンに次ぐ2ndシングルハイエストとなる8.33をマークしたのは、こちらもグーフィーフッターのラムジ・ボウキアム。

一昔前であれば、フォームボールに追いつかれたらバランスを崩してワイプアウトするのが当たり前だったような。

ですが、今やフォームボールに捕まるくらいディープなポジションを取らないとハイスコアに繋がらないと言うのはパフォーマンスレベルが進化している表れですね。

フォームボールを乗り越えてバレルをメイクしてもパーフェクト10には届かないですし。

本日の見せ場を作ったのは、ミッドシーズンカットでツアー落ちしたものの今イベントにはワイルドカード出場しているケリー・スレーター。

好調だったラムジを阻み、ラウンド1では2ndトータルハイエスト14.50をマークして1位通過を決めました。

52歳でこの活躍は異次元過ぎますし、これからの波予報を見る限りもしかしたらケリーの躍進が見られるのかと期待してしまうファンは多いことでしょう。

ヒート結果

ハイライト動画

波予報

明日以降は再びレイデイ(Layday:コンテストのオフ日)続きになると見られます。

現地時間の26~28日の3日間は、サーフラインの予報によると26日は限りなく可能性は低いけど開催される可能性は0ではなく、27~28日はほぼレイデイになるとの見解。

やはり狙いはサイズアップするホールディングピリオドのラスト3日間のタイミングなので、次なる開催日は現地時間の29日になると見られます。

ちなみに、29日のサイズ予報は午前が6~10フィート、午後が8~12フィートとなっています。

まとめ

日本とタヒチの時差は19時間で、日本の方が進んでいます。

現地時間5月26日午前7時のファーストコールは、日本時間では5月27日午前2時となります。

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公式サイト「SHISEIDO Tahiti Pro

2024年タヒチプロの過去記事

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