大幅にデザインの方向性が変化することはほとんどないサーフボードデザイン。
1980年のサイモン・アンダーソンによるスラスター考案から今に至るまで、コンテストサーフィンではスラスターが一般的なほどですから。
それほど完成されてしまったと言う見方もありますが、従来なかったものがシーンに登場するのは興味深いもの。
今回の動画は、サーフボードのボトムデザインにゴルフボール理論を取り入れたボードでのテストライド映像をお届けします。
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ゴルフボールはよく見ると表面に無数のくぼみが存在します。
このくぼみは英語では「dimple(ディンプル)」と呼ばれ、日本語だと「えくぼ」と言う意味もあったりします。
そのディンプルの役目としては空気抵抗が減少する点が上げられ、このディンプルをサーフボードにも活用して見たらとテストを行ったのが今回の動画。
普通に考えれば、ゴルフボールは空中を飛んでいくもので、サーフボードは水面となるので少しクエスチョンマークが浮かんでしまいそうなもの。
なのですが、やってみないと分からないのでトライすると言うのは、飽くなき探求心といった感じで面白く感じてしまいます。
そして結果としては調子の良さは十分に感じたものの、レール、ロッカー、フィンなどあらゆる要素の調整が必要とのこと。
つまり、ポテンシャルは感じるものの、さらにより良いものにできる可能性があるそうです。
さて、理屈で考えると何やってんだかと思われそうですが、意外とそういったものの中に新たな可能性が眠っているのかもしれないと思うと興味深い取り組みだと感じますね。