数年前であれば、ビッグウェイブスポットとして注目を集めていたのはアメリカやメキシコ、それに、南太平洋に浮かぶタヒチやフィジーでした。特にアメリカでは、冬場に日本で猛威を振るった大型低気圧が北海道沖合を離れると、まずはハワイへと移動し、その後はカリフォルニアが舞台となります。最初に北カリフォルニアのマーヴェリックス、その後に南カリフォルニアのコルテス・バンク、最後にメキシコのトドス・サントスと波を追いかけるのが主流となっていましたね。

しかし、最近ではヨーロッパが注目の舞台に。ポルトガルのナザレでギャレット・マクナマラが乗ったモンスターウェイブが、ギネス記録に認定されたのは記憶に新しいかと思います。ヨーロピアンサーファーが台頭することで、彼らの行動にも関心が集まり、情報が増えたのが大きな要因かもしれませんね。

今回の動画は、アイルランドのマラモアへとビラボンが誇るビッグウェイブサーファーのサンチョことベンジャミン・サンチスらが渡り、トウインサーフィンする映像となります。タヒチのチョープーにも似たような波かと思いますが、寒さで心肺機能が低下することを勘案すると、こちらの方が精神的にも肉体的にもキツいような気がします。2:44~のシーンは、特に強烈ですね。


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