元WCTサーファーのボビー・マルティネス「Bobby Martinez」(33歳)。ワールドツアー時代には、ツアー初年度にWCTランク5位となり、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得。
ツアーキャリアとしては、ルーキーイヤーの2006年、チョープー(タヒチ)とムンダカ(スペイン)のWCTイベントで優勝。その後は、2007年にムンダカ、2009年にチョープーで優勝し、通算4勝を上げたエリートサーファーです。
今回の記事は、今なお現役WCTサーファーと変わらぬサーフィンを見せるボビー・マルティネスが使用しているサーフボードに関する内容をお伝えします。
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ボビー・マルティネスのサーフボードスポンサー
カリフォルニア州サンタバーバラをホームタウンとするボビー。同じエリアをホームとするプロサーファーとシェイパーが繋がるケースは多く、ボビーも例に漏れずチャネルアイランズがスポンサー。
やはり、ホームが同じだと、密にコミュニケーションを取れる利点が大きいためなのでしょう。今回ボビーが紹介するボードは3本。波が炸裂した時用、日常使いのオールラウンド、小波用というカテゴリー分けとなります。
ちなみに、ボビーの体型は身長5’7”(170センチ)体重165lbs(75キロ)と、日本人に近いですね。
サイズがある時用のボード
ボードサイズ:5’9” X 18 3/4” X 2 5/8”
波が炸裂してサイズがある時にボビーが使用するのは、チャネルアイランズの「MK99」。6チャンネルの入った同ボードの素材はポリウレタンで、フィンのセットアップはグラスオンのクアッド(4フィン)。
サイズがある波や、パワフルなビーチブレイクなどで使用するそうです。乗り味としては、ドライブがよく効き、チューブライドに最適とのこと。
オールラウンドボード
ボードサイズ:5’6” X 19” X 2 5/16”
日常使いのオールラウンドボードとなるのは、チャネルアイランズの「NEW FLYER」。こちらも素材はポリウレタンで、フィンのセットアップはクアッド。
リンコンといったソフトな波質のポイントブレイクに最適なボードとのこと。バレル、トリック、レールサーフィンとまさにオールラウンドに使いやすいタイプと言います。
小波用ボード
ボードサイズ:5’2” X 19 X 2 3/16”
頭サイズ以下の小波で使用するのは、チャネルアイランズのまだ名前の付けられていないプロトタイプ。こちらの素材はエポキシで、フィンのセットアップはトライにもクアッドにもできる5フィン。
スケートライクな動きが可能な同ボードは、波をキャッチすればボードが自然と走ってくれるそうです。
まとめ
今回のボビーのボードで、興味深かったのはボードの長さ。オールラウンドボードはボビーの身長よりも短く、サイズがある時用のいわゆるステップアップボードであっても6フィートに満たない短さです。
また、お遊びとなる小波ボード以外、ガッツリとサーフするボードは今なおポリウレタン製ボードというのも面白いです。ボビーが若い頃はポリウレタンボードが当たり前だったので、乗り慣れているからなのかなと感じました。
参照記事:「BOBBY MARTINEZ’S CALIFORNIA QUIVER」
ボビー・マルティネスの過去記事は、下記リンク先から参照して見て下さい。