ケリー・スレーターのサーフボードブランド「スレーターデザインズ(Slater Designs)」のファーストラインにおいて、オールラウンドボード「オムニ(Omni)」のシェイパーを務めるトモ(Tomo)こと、ダニエル・トムソン(Daniel Thomson)。
ケリー・スレーターのボードブランド「スレーターデザインズ」が3モデルをお披露目
ハイパフォーマンスサーフィンにおいて最も重要な点はスピードと言い、スピードの出るボードを求めた結果として生まれたボードのアウトラインは、従来とは大きく異なる形状となりながらも、トム・カレンやケリーをも納得させる性能となっています。
今回の動画は、ダニエル・トムソン本人がオムニをテストライドする映像をお届けします。
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今シーズンのワールドツアーでは、怪我で欠場したサーファーに代わりリプレイスメント出場しているスチュアート・ケネディが、トモのボード「サイファイ」に乗ってツアー初戦では大活躍。
スレーターデザインズでのケリーとのコラボ、ライダーであるスチュアートの活躍により、トモの名前が大きく知られ渡る機会が非常に増えていますね。
そんな勢いに乗るトモですが、「shaper who rips」と言われています。「rip」と聞くと、日本人サーファーは波のトップでテールを蹴り込むトップアクションの「リップ」や「リッピング」を想像しますが、現在のサーフィン英語では意味が異なりますので少し説明を。
モダンサーフシーンにおいて、日本語で言うリップやリッピングは、英語では「スナップ(snap)」と呼ばれることが大半。言語は常に進化しているので、もしかしたら昔は日本語のリッピングが、現在のスナップと同じ意味で使われていたのかもしれませんが不明です・・・。
で、英語の「rip」の意味ですが、数名の英語ネイティブサーファーに聞いたところ、「サーフィンのレベルが高い」や「サーフィンの調子が良い」という意味とのこと。
例えば、波チェックしている時に上手いサーファーがいたり、仲間内でいつも以上に調子の良いサーフィンをしているサーファーがいれば「He is ripping」などと言います。
という事でトモに話を戻すと、「shaper who rips」という事は、サーフィンの腕前も相当なシェイパーといった意味になります。
スレーターデザインズに関連する過去記事は、下記リンクからチェックして下さい。
ケリー・スレーターがタバルア島(フィジー)で「バナナ」モデルをテストライド