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パワフルに波をえぐるカーヴィングを武器に、3度のワールドチャンピオンに輝いたハワイアンサーファーのカリッサ・ムーア「Carissa Moore」(24歳)。

そんなカリッサのスポンサーの一つであるサーフブランド「ハーレー(Hurley)」が「HSC(ハーレー・サーフ・クラブ)」なるものを立ち上げ、チームライダーによるマニューバのハウツー動画を公開しています。

今回の動画は、カリッサ・ムーアの十八番と言えるフロントサイドのパワーカーヴの解説映像をお届けします。


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トップターン(top turn)、カーヴ(carve)、カーヴィング(carving)、ラップ(wrap)など、様々な呼び名がある今回のマニューバ。

基本的には、波のトップでレールを入れ続けて行うターンのことです。似たようなアクションとしては、波のトップでレールを蹴り込んで一気にボードの向きを変えるスナップ(日本語ではリップやリッピング)が挙げられますね。

今回の動画ではカリッサ本人のコメントに加え、サーフコーチとしてはお馴染みのマイク・パーソンズの解説もあるので、順にお伝えしていきます。

カリッサ・ムーアのコメント

フロントサイドカーヴを狙うのは、ショルダーが張っていながらもホレ過ぎていないセクションと切り出すカリッサ。

参考にしたのはパンチョ・サリヴァン(ハワイアンサーファー)のカーヴィングで、広げた腕の後方がターン中に進行方向へ振り上げるような動作を取り入れたと言います。

マイク・パーソンズの解説

カーヴィングでポイントになるのは、タイミングにポジショニングと語るマイク。タイミングとポジショニングを誤ると、次なるマニューバへとスムーズに移行できなくなるとのこと。

続いては、実際にカリッサのカーヴィング映像を見本としたポイント解説となります。

ポイント1

低重心でアプローチし、カーヴィング中は最初から最後までテールに体重を掛け続けてレールを入れること。

ポイント2

前方の腕は低く下ろした状態で進行方向へと向けていき、後方の腕は前方の腕を追いかける動作になることで、体重の乗ったパワフルなターンをすることが可能になる。

HSCのキーポイントとして、カーヴィング中に自分が飛ばしたスプレーが見えるなら、体の向きが誤った方向を向いている証拠だとのこと。

ポイント3

カーヴィング後は、腰を屈めて低重心となり、サーフボードの中心に体重を乗せることでボードコントロールが可能になる。

HSCのキーポイントとして、陸地でパワーカーヴを行えば、フラダンスをしていると勘違いされる恐れがあるとのこと(笑)。

まとめ

以前にジョーディ・スミスによるカーヴィングのハウツーをお届けしましたが、全くと言っていいほど動作は同じです。

ジョーディ・スミスから学ぶカーヴィングマニューバ「フロントサイドラップ」

カリッサとジョーディがたまたま同じ体勢というわけではなく、ケリーなどといったトップサーファーの誰もが似たり寄ったりです。

腕や足の動作といった細かい点まで確認して、家で体勢を真似して体に覚え込ませ、海で試してみてはいかがでしょうか。

カリッサ・ムーアの過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。

3×ワールドチャンピオンのカリッサ・ムーアがSNSで婚約発表

カリッサ・ムーアと一般サーファーの映像比較から見えるボトムターンのコツ

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