サメの目撃情報が後を絶たない南カリフォルニア。実際のところ、目撃情報は週一回くらいはあると言います。
ですが、ビーチ閉鎖に至るのは非常に珍しく、今年で言えば4月終わりにチャーチ(トレッスルズ)で発生したシャークアタック発生時、5月10日に約25匹のホホジロザメが目撃された時の2回のみ。
今回の記事は、再びビーチ閉鎖となった5月21日(日曜)のニュースに関する内容をお届けします。
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5月21日の午前10時半頃、フィッシャーマンがサンクレメンテのピアの端付近でサメを目撃。25匹ほどいたサメの中には体長10フィート(約3メートル)ほどのサメも含まれている上、岸に近いエリアでの目撃とあり、即座にビーチは閉鎖されました。
午後3時頃になると状況は落ち着き、一度サメが目撃されたエリア周辺に二匹のサメはいたものの、体長の小さな幼いホホジロザメということで、ビーチ閉鎖は解除され、「自己責任のもとで入水可能」の警告サインに変わったとのこと。
しかし、それから1時間後の午後4時、ヘリコプターでの監視が行われると、カピストラノビーチからトレッスルズのエリアで再び25匹ほどのサメを発見。
体長3メートル近いサメの存在に加え、ビーチから25ヤード(約23メートル)ほどのエリアまで接近しているサメも数匹いたので、再びビーチ閉鎖の事態に陥ったそうです。
さて、記事冒頭において、サメの目撃談は週一回程度あるにも関わらず、ビーチ閉鎖は珍しいとお伝えしました。ならば、ライフガードがビーチ閉鎖を決めるポイントは?
決め手となるのは、大きく分けてサメの大きさと行動パターンの二点。大きさの基準は8フィート(約2.4メートル)以上。行動に関しては、攻撃前に行う旋回しながら泳いでいるかどうかがポイント。
これほどの数のサメが目撃されながらもシャークアタックが発生することが珍しいということは、やはりサメにとって人間はメインターゲットではないことが分かります。
そのため、極度に恐れる必要はないのかもしれませんが、サメのサイズを問わず恐怖心を覚えてしまいます。くれぐれも、海に入る前にビーチのサインボードをチェックしたりといった情報収集は欠かさないようにしましょう。
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