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昨年、ベトナムのダナンをサーフトリップしてみて、最もスウェルの発生する11~3月の南シナ海もアリかなと思いました。

インドネシアのようなパーフェクトウェイブは望めないものの、だからこそ混雑とは無縁のサーフィンを楽しめると思ったためです。

そこでリサーチをして、サーフトリップ先として選んでみたのがマレーシアのチェラティンというサーフスポット。

今回の記事は、2019年1月時点の情報をもとに個人旅行スタイルでのチェラティンの波、アクセス、宿といった情報をお届けします。


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チェラティン(マレーシア)

日本が真冬となる1月のサーフトリップという事で、当初考えていたのは波のクオリティに関してはアジアで最も確実なインドネシア。

インドネシアのメインシーズンは4~10月の乾季で、その理由としてはビッグスウェルがコンスタントに入ることに加え、季節風がオフショアとなるメジャースポットが多いためです。

なのですが、スウェルはオフシーズンであってもコンスタントではなくても入り、季節風がオンショアになるエリアでも午前10時くらいまでは風が入らないことも多々あります。

当然オフシーズンはサーファーの数が減りますが、スウェルが入るタイミングを狙い、午前6時前から波に乗りまくりな2時間の2セッションも可能。

そんなインドネシアが最高なのはもちろんですが、新たなサーフエリアに行ってみたい思いもあってネットでリサーチ。

すると、こんな写真が。

Photo: Magicseaweed

この写真を見たら行ってみたいと思うのがサーファーで、狙って見ました。

チェラティンへのアクセス

日本からチェラティンへのアクセスは、基本的には2回のフライトを経てから陸路の移動となります。

移動に関しては比較的楽な部類に入ると言えます。

国際線

国際線のルートは日本からマレーシア首都のクアラルンプールで、東京からの直行便で7~8時間ほど。

東京発の直行便の場合、レガシーキャリアならばマレーシア航空、ANA、JAL、LCCならばエアアジアが運航しています。

上記航空会社の中で、2019年4月時点においてサーフボードチャージが掛かるのはJALとエアアジアとなります。

国内線

国内のフライト移動はクアラルンプールからクアンタンまでで、フライト時間はおよそ50分という短距離移動。

マレーシア航空とエアアジアが運航していて、エアアジアはサーフボードチャージが掛かります。

陸路移動

クアンタンの空港からチェラティンまでは車での移動となり、1時間弱となります。

空港からの移動は、事前に宿を手配している場合は宿に依頼するのが楽な方法だと思います。

安い移動方法としては、タクシー配車アプリ「Grab」がお勧め。私はGrabを使ってチェラティンまで移動し、料金は1,700円ほどでした。

最安で移動するならばローカルバスを利用する方法もありますが、2回乗り換えが必要となる上、停留所で停車しながらの運行なのでかなり時間が掛かることになります。

サーフボードチャージの料金といった詳細、タクシー配車アプリ「Grab」に関する情報は下記リンク先からチェックして下さい。

チェラティンの宿

ビーチタウンのチェラティンでサーフシーズンが雨季という事で、観光シーズンとしては完全にオフシーズンとなります。

そのため、宿が予約で埋まっているというケースに遭遇することはまずないことでしょう。

宿自体はビーチ近くに山ほどあり、ゲストハウスレベルからリゾート系まで揃っています。

オンライン宿泊サイトから事前に予約することも可能ですが、宿泊料金の安いゲストハウスはほとんど掲載されていません。

ゲストハウスを希望する方は、事前にネットで情報を仕入れておき、現地入りしてから足を使うしかありません。

私も短期滞在ではなく宿代がかさむことから現地でゲストハウスを決めました。条件としてはエアコン付きの部屋で、実際に滞在した宿はこちら。

値段は一泊2,000円ほどで、ダブルルームなので二人で滞在すれば一人1,000円ほどとなります。ただし、私が滞在した宿にはツインベッドルームはありませんでした。

宿の詳細については下記リンク先からチェックして下さい。

チェラティンの波

チェラティンのサーフシーズンは、雨季となる11~3月の北東モンスーン期。季節風は北東風となり、マレーシア東海岸のチェラティンではオンショアとなります。

なのですが、チェラティンは入り組んだ地形となっているため、オンショアの影響は多少あるものの、風が入った日中であっても十分にサーフ可能。

ベストな潮回りはロータイド(干潮)前後で、ハイタイド(満潮)近くになると非常に厚めのブレイクとなります。

ラインナップはローカルサーファー、ビジター、スクール生で午前と夕方は非常に賑わっているものの、お昼から夕方前までの時間帯はなぜか貸切になることも珍しくないほど空いているので狙い目です。

ピークのカレントは腰サイズであってもかなり強く、パドルをしていないとすぐにインサイドへと流されてしまいます。

特筆すべきはロングライド可能な波で、セットの良い波に乗れば200~300メートルほどのライディングが可能。

ただし、基本的に波は厚めで、おそらく頭以上までサイズアップする事は無いと思うので、ミッドレングスやロングボーダー向けのサーフスポットと言えます。

まとめ

とてもメローな雰囲気で、擦れていない親切なローカルが多かったチェラティン。旅先の条件としては申し分ありません。

サーフエリアとしては、メローな波を求めるサーファーにはお勧めできるエリアなので、興味のあるサーファーは来シーズンに狙って見てはいかがでしょうか。

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旅の詳細はこちら⇒「World Surf Travel