現地時間2019年10月20日、ポルトガルのペニシェを舞台にしたメンズCT第10戦&ウイメンズCT第9戦「MEO Rip Curl Pro Portugal(メオ・リップカール・プロ・ポルトガル)」が開催。
イベント三日目となった本日は、メンズはラウンド4、ウイメンズはラウンド3が終了し、男女共にクオーターファイナリストが決定しました。
今回の記事は、リップカールプロ@ポルトガルのイベントレポート、動画、今後の波予報などといったニュースをお届けします。
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リップカールプロ@ポルトガル(ウイメンズ)
メンズに先立って開催となったのはウイメンズのラウンド3。タイトルレースを争うカリッサ・ムーアとレイキー・ピーターソンはしっかりと勝ち上がり、タイトルレースに動きはなし。
唯一の番狂わせとなったのは、ニッキ・ヴァン・ダイクを相手に敗退となったコートニー・コンローグ。
この敗退により、オリンピック出場を目指していたコートニーの夢は事実上消えたと言えます。
カリッサ、レイキー、ニッキ以外ではキャロリン・マークス、ステファニー・ギルモア、サリー・フィッツギボンズ、タティアナ・ウェストン・ウェブ、ジョアン・デフェイがクオーターファイナル進出を決定。
オリンピック出場権について、本日の結果によりタティアナとジョアンが確定となりました。二人のコメントは以下の通り。
*タティアナ・ウェストン・ウェブ
*ジョアン・デフェイ
本日の結果
今後のヒート表
リップカールプロ@ポルトガル(メンズ)
大きな意味を持つ一日となった本日のメンズ。ランキングトップのガブリエル・メディナがラウンド4で敗退となり、タイトルレースが動き出したのです。
ガブリエルが対戦したのはカイオ・イベリ。ガブリエルは8.17ポイントをマークし、圧倒的にヒートをリードしていたのですが、ヒート後半でインターフェアを犯すことに。
おそらくガブリエルは自分がプライオリティを持っていると思っていたはずですが、実際にプライオリティを持っていたのはカイオで、カイオの邪魔をしたということでインターフェアとコール。
その結果、ガブリエルは2本目のスコアがカウントされない状況に陥り、2ポイント台をスコアをすれば逆転となるカイオが、ヒート終了間際で見事に仕事をこなして大番狂わせが発生。
仮にガブリエルがプライオリティを持っていたとしても、カイオをブロックしなくても勝てるほどのスコア差があったので、なぜリスクを取りに行ったのかは不明。
この結果により、タイトルレースはパイプラインへと持ち越すことが決まりました。
*ガブリエル・メディナのインターフェア
注目のヒートとなっていたケリー・スレーターと五十嵐カノアのマッチアップは、ロースコアヒートとなり、カノアが僅差で勝利を勝ち取ることに。
ケリーにとっては大きな痛手です。パイプマスターズで5位以上にならなければ、オリンピック出場権を得る事はできませんし。
しかも、パイプマスターズでの5位以上という壁は、あくまでもジョンジョンがパイプマスターズ欠場というシナリオであり、ジョンジョンはパイプマスターズでの復帰を目指しています。
ガブリエルを追う立場にいるフィリペ・トレド、ジョーディ・スミス、イタロ・フェレイラ、コロヘ・アンディーノは順調にラウンドアップ。
ガブリエル敗退後のシナリオとしては、ジョーディ、イタロ、コロヘの誰かが優勝すれば、優勝者はガブリエルのCTポイントとほぼ並ぶことに。
CTランク2位のフィリペが優勝となれば、ガブリエルに対して4,000ポイントほどの差をつけてランキングトップに躍り出る事になります。
フィリペが初のワールドタイトルを狙うならば、苦手なパイプライン前にリードを伸ばさなければ厳しいのは本人も承知しているはず。
タイトルレースのプレッシャーと後背部の痛みを抱えながら挑んでいるポルトガルにて、どのような結果を残すことになるのか注目です。
本日の結果
今後のヒート表
ハイライト動画
波予報
スモールサイズだった本日開催されたことから分かる通り、今後の波予報は期待できません。
21~24日までは小波が続いてイベントはオフになる見込み。25日からウェイティングピリオド最終日の28日の間でイベント最終日開催になると思われます。
ただし、まだ波予報は流動的なので、予報がはっきりしてきたら開催予定日についてお届けします。
まとめ
日本とポルトガルの時差は8時間で、日本の方が8時間進んでいます。
現地時間の8時にイベント開始の場合、日本時間は同日の16時となります。
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公式サイト(メンズ)「MEO Rip Curl Pro Portugal」
公式サイト(ウイメンズ)「MEO Rip Curl Pro Portugal」