今年2020年にシーズンが開幕となっていれば、CT(チャンピオンシップツアー)歴5年目となったコナー・コフィン「Conner Coffin」(26歳)。
カーヴィングをメインとしたサーフィンで安定した結果を残すことから、メンズCTサーファーの選手代表となっています。
コナー以前の選手代表はベテランCTサーファーのエイドリアン・バッカンなので、コナーも長期に渡ってCTに在籍すると見なされての人選だったのでしょう。
そんなコナーですが、サーフボードブランドの移籍が報じられました。
今回の記事は、コナー・コフィンが長年に渡るチャネルアイランズとの契約解消というニュースをお届けします。
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カリフォルニア州サンタ―バーバラをホームとするコナーを幼い頃からサポートしていたのは、ローカルブランドであるチャネルアイランズ。
ホームが同じサーファーとブランドの関係だったので、まさか契約解消に至るとは驚きのニュースでした。
契約解消に当たり、コナーが行ったSNS投稿は以下となります。
これまで16年に渡って僕をサポートしてくれたチャネルアイランズ(CI)に深く感謝の気持ちを伝えたいです。
10歳頃に初めてCIのサーフボードを手に入れて幸せだったし、それから2年ほどアル・メリックにボードをシェイプしてもらうって子供の頃の夢が叶ったんだ。
アルのフィードバックをボードデザインに転化させる才能は、サーファーとしての僕を成長させてくれて本当に凄かった。
わずか数セッションをこなしただけで僕のサーフィンをレベルアップさせてくれたサーフボードが数本あるんだけど、今でもはっきりと覚えている。
その後はマイク・アンドリューズと一緒にチームを組んで、フレッドラブルやフレッドスタブルなんかを生み出したね。あれらのモデルは僕の人生を変えるに等しいものだった。
さらにその後は旧友であり兄弟のような存在と言えるマイク・ウォルターがパートナーになり、アルがいなくなってから僕が追い求めていたアルのレールデザインを追求したね。
その間に、ワールドツアーにクオリファイを決めたり、CTランク7位になったりと楽しみながら一緒にボードデザインに取り組んでいたんだ。
ブリットを始めとするCIのみんなには本当に感謝してもしきれないね。数々の友情が生まれただけに辛い決断だったけど、みんなと一緒に仕事ができて本当に楽しかった。
新たな道へと進むことに本当にエキサイトしてるよ。
チャネルアイランズを離れたコナーが、新たに選んだサーフボードブランドはオーストラリアを代表するJSインダストリーズ。
ジョエル・パーキンソン、ジュリアン・ウィルソン、ジェレミー・フローレス、マイキー・ライト、サリー・フィッツギボンズなどを有するトップブランドの一つですね。
JS移籍についてのコナーのコメントは以下となります。
JSチームへの加入は本当にエキサイティングだね。
JSがサーフボードを提供してきたAI、パーコ、エース、ライアンといった多くのレジェンドたちのサーフィンが大好きだから。
JSのボードは精密で、まるでサーファーの足にくっついているような印象を持ってるんだ。
ワールドチャンプやベテランCTサーファーへとボードを提供しているシェイパーと仕事をできる機会をもらえるなんて、僕にとってはとても意義深いよ。
ツアー用のボード調整、そしてサーファーとして僕が成長するためにJSと一緒に作業できることが楽しみでしょうがないね。
ここ数年において、トップサーファーの中でJSにチーム入りしたのは私の記憶においてはジュリアン・ウィルソンとサリー・フィッツギボンズ。
ジュリアンは何年にも渡り特定のブランドと契約せずに様々なブランドのボードに乗り、最終的に選んだのがJSでした。
そのジュリアンがJSを選んだ理由は「コンスタントに『中の上』以上のレベルのボードが仕上がって来るから」といったコメントをしていました。
逆に言えば、相性もあるのでしょうが「中の上」レベルのボードを手に入れることも難しいのかと驚かされました。
さて、JSへの移籍をきっかけとして、コナーのサーフィンがさらに進化することになるのか楽しみですね。