現地時間2020年9月29日(ポルトガル)、WSLカウントダウンのポルトガルイベント「MEO Portugal Cup of Surfing」が開催されました。
エリセイラを舞台にした同イベントは、ロングライドが可能となるライトのポイントブレイク「リベイラ・ディリャス」を舞台にラウンド1のみが終了となっています。
今回の記事は、ユーロカップ第2戦となるポルトガルカップのイベントレポート、動画、今後の波予報などといった情報をお届けします。
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イベントレポート
今イベント最大の見所となるのは、ユーロカップ第1戦を制したイタロ・フェレイラとジョアン・デフェイが連続優勝を果たすのか、はたまた止められてしまうのかという点。
そんな中、まずスタートとなったのはウイメンズ部門から。ジョアンが出場したのはヒート2。ジョアンの場合はウイメンズで唯一のCTサーファーということで負けられないイベントですね。
ラウンド1はスムーズに勝ち上がると思われたものの、ヒート終了数分前まで6ポイント台を2本揃えたカロリーナ・メンデスにリードを許す展開となることに。
しかし、ヒート残り3分ほどでラストウェイブを掴んだジョアンは、エンドセクションでインバート系のレイバックスナップをメイクして大逆転劇を演じました。
今朝の波は私にとって少しトリッキーだった。その上プライオリティのミスもあって、良い波を選ぶことができなかったわ。
ヒート終了間際になってこれまでと違うアプローチが必要だって気付いて、最後に乗った波で一発だけ良いターンができて助かった。
イタロはと言うと、ブレイクがとろくて厚いという難しいコンディションながらも少し段違いのサーフィンを見せていました。
バックサイドでのスピーディかつクイックなライディングで、ブローテールリバースなどバラエティ豊かな上に安定感のあるパフォーマンスでラウンド1は余裕のトップ通過を決めています。
このイベントには強いサーファーが集まってるから、ファーストラウンドとしては良いヒートになったね。
ポルトガルはお気に入りの国だから、戻ってこれてストークしてるよ。ポルトガルの食とサーフィンが本当に大好きなんだ。
メンズ部門において、イタロ以外にはジャドソン・アンドレ、レオナルド・フィオラヴァンティ、五十嵐カノア、フレデリコ・モライスと4名のCTサーファーが出場しています。
なのですが、4名全員とも敗者復活戦となるラウンド2送りと言う信じられない波乱続きの結果となりました。
大金星を上げたのはモロッコ出身QSサーファーのラムジ・ボウキアム。ジャドソンとレオの二人のCTサーファーを抑えてのトップ通過ですから。
*ラウンド1のフル動画
本日の結果
メンズ
ウイメンズ
今後のヒート表
メンズ
ウイメンズ
まとめ
今後のポルトガルカップですが、次なる開催をイベント最終日にする予定となっています。
波予報をチェックするとネックとなるのは風で、イベント期間では比較的風が弱くスウェルも入り出す10月1日が最有力候補だと予想しています。
ポルトガル現地との時差については、現地時間の午前7時半にイベントスタートとなれば、日本時間では午後3時半となります。
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公式サイト「MEO Portugal Cup of Surfing - Men's」
公式サイト「MEO Portugal Cup of Surfing - Women's」