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サーフィンの聖地と呼ばれるハワイのオアフ島ノースショア。

そのオアフ島のホノルル市議会にて、「Resolution 20-12」という決議案が満場一致で可決されることになりました。

同決議案は、コンテストシーンにおける男女平等に関する内容という事で、2019年の賞金格差解消に続く男女平等への動きというわけです。

今回の記事は、「Resolution 20-12」可決によるウイメンズサーフコンテストに及ぼす影響などといったニュースをお届けします。


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CT(チャンピオンシップツアー)やQS(クオリファイングシリーズ)といったプロツアーを運営するWSL(ワールドサーフリーグ)も支持している今回の決議案可決に関するニュース。

具体的にどのような内容かと言うと、現時点においてハワイで開催されているウイメンズイベントはCT最終戦のマウイプロのみ。

つまり、現在のオアフ島ノースショアではウイメンズイベントが開催されていないのです。

そこで男女平等という観点から、オアフ島ノースショアでウイメンズイベントの開催許可を得るためのファーストステップとして、今回の動きに至ったとのこと。

では、今回の決議案可決により、ただちにオアフ島ノースショアでウイメンズイベント開催に繋がるのか!?

先ほどファーストステップと触れたとおり、まだまだ踏むべき手順はありますし、2020年のWSLのスケジュールはすでに決定となっているので、今年中に何らかの変更が行われるわけではありません。

次なる手としてはまず、オアフ島ノースショアイベント運営を管轄する部署「公園レクレーション局」にて、イベント開催の許可を得なければなりません。

過去にメンズイベントのスケジュール変更でWSLとホノルル市が揉めた時には、サーフコンテスト数自体に制限があるとの話もあったので、コンテスト数の枠を増やすのか、メンズイベントを減らしてウイメンズイベントにするのかなど、詰めるべき点は多々ありそうです。

また、今回の動きにより、ウイメンズのCT最終戦もパイプマスターズになるのか、もしくはCTクオリファイを目指すハワイアンサーファーがホームでポイントを稼げるQSイベントの創出など、様々な思惑も見え隠れしています。

さらに興味深い点として、今回の動きを主導していたのは主にウイメンズのビッグウェイブサーファー。

CTやQSを主戦場としたサーファーではないという点が不思議な印象を与えていると言えます。

と言うのも、もしもウイメンズCTサーファーにパイプマスターズを開催したいか賛否を問えば、過半数以上が反対の可能性もあり得ますし。

ウイメンズサーファーでパイプラインに献身しているサーファー自体がほぼいないのが現実ですからね。

個人的には、パワフルなメンズ、しなやかなウイメンズと、それぞれにスタイルが異なる点は大きな魅力の一つだと思います。

そのため、なんでもかんでも男女平等と言うと、それぞれの持ち味を生かせるのかどうか疑問が生じてしまいますが、みなさんはどのように思いますか!?

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参照記事「WSL Supports Honolulu's Resolution No. 20-12