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Photo: WSL / TONY HEFF

従来のCT(チャンピオンシップツアー)やQS(クオリファイングシリーズ)などを含め、今季から大変革のメスが入ったWSL(ワールドサーフリーグ)イベント。

ちょうど変革期の半ばという事で従来とは異なる点が多々あり、2022年シーズンのCTサーファー選出基準に関するプレスリリースが発表されました。

今回の記事は、WSLが発表した来季2022年シーズンのCTクオリファイの基準や2022年シーズンのミッドシーズンカットなどに関するニュースをお届けします。


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2022年CTクオリファイ基準

従来であれば、前年のCTランキングからメンズはトップ22、ウイメンズはトップ10が来季リクオリファイを決めていました。

なのですが、2021年シーズン最終戦となったメキシコCTイベント終了後に発表されたリクオリファイのカットラインが従来と異なっていると、最終日ハイライト記事でも触れましたね。

その不明となっていた点がついに明らかとなったのです。2022年シーズンCTへのクオリファイは以下となります。

*2021年CTランキングからメンズがトップ20、ウイメンズがトップ9

*男女共にインジュリーワイルドカード(旧WSLワイルドカード)が2名ずつ

*2021年CS(チャレンジャーシリーズ)ランキングからメンズがトップ12、ウイメンズがトップ6

*各CTイベントのワイルドカードはメンズが2枠、ウイメンズが1枠

上記により、各CTイベント出場者数はメンズが36名、ウイメンズが18名となるのは従来通りで、イベントワイルドカードを除いた正規のCTサーファー数はメンズが34名、ウイメンズが17名。

なのですが、CTランクからのカットラインが今回だけ微妙に変化があり、変換期と言うことでの対応で、今後のカットラインがメンズはトップ20、ウイメンズはトップ9が固定と言うわけではありません。

来季からカットラインは従来通りとなるメンズがトップ22、ウイメンズがトップ10に戻るそうです。

2022年シーズンCTミッドシーズンカット

過去にも短期間のみ採用されたミッドシーズンカットが来季から再び適用となります。

ミッドシーズンカットはシーズン半ばにCTサーファー数を一定数に減らすもので、適用されるタイミングは下記のスケジュール記事からチェックして下さい。

ミッドシーズンカット後のCTサーファー数、そしてCTイベントワイルドカードは以下となります。

*メンズは22名、ウイメンズは10名に削減(ミッドシーズンカットで残ったCTサーファーは来季CTリクオリファイ確定)

*CTイベントワイルドカード枠はメンズ2枠、ウイメンズ2枠

この発表により、メンズとウイメンズのCTランクからのリクオリファイが再び従来と同じ人数に戻ることが分かりますね。

イベントワイルドカード数については、3人ヒートのラウンド1に合わせてウイメンズが従来よりも1枠増える事となっています。

まとめ

ミッドシーズンカットについては、CTイベント出場サーファー数が減ればイベント開催時間も減るので、より良いコンディションでの開催が可能になる点はベターだと思います。

個人的にはラウンド1の3人ヒートは必要ないかなとも思いますので。

ラウンド1は30分ヒートであれば、男女合わせて9時間も使うことになります(ミッドシーズンカット前の場合)。

それだけ長時間を費やすにもかかわらず、イベントはベストコンディションを最終日に当てようと進行するので、ラウンド1は妥協したコンディションで開催される事が多々あり、その上、敗者が出ないので人数を絞ることができないのは微妙な感じがしますし…。

何はともあれ、ようやくあらゆる内容が明確となり、来月はWSLファイナル開催に加え、CSシーズンがスタートになるのでコンテストを楽しみにしたい所です。

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公式サイト「WSL