現地時間2023年8月11日(タヒチ)、レフトスラブ(slab:底ボレするバレル)のチョープーを舞台にしたCT(チャンピオンシップツアー)第10戦でありレギュラーシーズン最終戦の「SHISEIDO Tahiti Pro」が開幕。
イベント初日となった本日は、ウイメンズのラウンド1~2とメンズのラウンド1が開催されました。
今回の記事は、タヒチプロのイベントレポート、本日の結果、ハイライト動画、今後の波予報といったイベント情報に関するニュースをお届けします。
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イベントレポート
ウイメンズ
ウェイティングピリオド初日からスタートとなった2023年のタヒチプロ
来年2024年パリ五輪の舞台でもあるチョープー開催で、よくよく考えたら来季CTも今年と同じスケジュールなら、オリンピック出場のCTサーファーは、パリ五輪後に今度はチョープーでCTイベントをするのですね。
何はともあれ、チョープーにしてはスモールコンディションでの開催となった本日。
本日のシングルハイエストスコア7.50とトータルハイエストスコア13.43をマークしたのはワイルドカードのヴァヒネ・フィエロ。
ウイメンズコンテストの開催されていなかった頃からホームブレイクと言う事でチャージしてきて、ウイメンズのCTサーファーはイベント会場になるまでは訪れることもなかったチョープー。
そのため、ヴァヒネのチョープーでの経験はガールズではずば抜けていて、チョープーのバレル勝負ならば圧倒的なので当然の結果となりました。
ラウンド1では、トータルスコアで2桁に達したのはヴァヒネただ一人でしたし。
ちなみに、ヴァヒネはパリ五輪にも出場するので金メダル候補の一人と言えます。
ラウンド1を1位通過したのは、ケイトリン・シマーズ、タティアナ・ウェストン・ウェブ、ヴァヒネ・フィエロ、キャロリン・マークスの4名。
ラウンド2出場が珍しいと言えるカリッサは、ローカルワイルドカードのアイラン・ヴァアストと対戦。
カリッサは1本目の波からバレルをメイクし、3本目にキャッチした波でもバレルをしっかりと抜けることに。
結果的に本日のウイメンズではハイスコアとなる11.33をマークして、ラウンド2でようやく調子が上向いてきました。
ラウンド2では、アイラン・ヴァアスト、ガブリエラ・ブライアン、ジョアン・デフェイ、レイキー・ピーターソンがイベント敗退となりました。
最後に、本日の結果受けてウイメンズではタイラー・ライトとカリッサ・ムーアが2024年パリ五輪出場権を獲得しました。
本日の結果
メンズ
ラウンド1のみ開催のメンズは、本日はまだイベント敗退者は出ていません。
メンズで本日のシングルハイエストスコア8.83、トータルハイエストスコア16.93をマークしたのはレオナルド・フィオラヴァンティ。
1本目の波は「そんなポジションからメイクできないでしょ?」と俄かには信じ難いほどディープなポジションからテイクオフ。
そして見事にバレルを抜けてきてしまい、コールされたスコアが8.83。
その直後には今度はバックアップスコアとなる8.10を叩き出し、ヒート開始早々にエクセレントレンジを揃えて制圧してしまいました。
ローカルワイルドカードに目を向けると、カウリ・ヴァアストとマタヒ・ドローレは3位敗退となったものの、ミヒマナ・ブレイは1位通過の番狂わせを起こすことに。
ミヒマナにやられることになったのは、グリフィン・コラピントとカイオ・イベリの2名。
ローカルはサイズアップした方が真価を発揮するので、次なるラウンドでのカウリとマタヒの活躍に注目です。
本日のラウンドアップにより、2024年パリ五輪出場権を獲得したのはジョンジョン・フローレンス。
ジョンジョンは東京五輪に続き2大会連続出場。
ただし、東京五輪では膝が完治していない状態で出場していたので本領発揮とは行きませんでした。
なので、チョープーというジョンジョンが得意とするコンディションでのオリンピック出場は楽しみですね。
本日の結果
ハイライト動画
波予報
今後の波予報ですが、イベント開催前にお届けした通りの予報で、おそらく15~16日で終える方向に向かうと見られます。
イベントの公式予報としての発表では15日が6~8フィートなのですが、サーフラインのサイト内の予報では最大で8~12フィートと大きなズレがあるのが謎ですが。
とにもかくにも、明日以降はスモールコンディション続きと言う事でしばらくレイデイ(Layday:コンテストのオフ日)となるでしょう。
まとめ
タヒチと日本の時差は19時間で、日本が19時間進んでいます。
ネクストコールとなる現地時間2023年8月12日午前7時15分は、日本時間では8月13日午前2時15分となります。
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公式サイト「SHISEIDO Tahiti Pro」