いよいよ北半球のウインターシーズンのアーリーシーズンも迫ってきた現在。
すでに南半球はレイトシーズンを迎え、10月終わり頃になると北半球はアーリーシーズンとしてサーフシーズンが移り変わってきますね。
そこで公開されたのが昨シーズンのハワイアンウォーターマンのカイ・レニー「Kai Lenny」(30歳)によるビッグウェイブチャージ。
今回の動画は、ビッグウェイブスポットであるマウイ島ジョーズでのカイ・レニーのSUP(スタンドアップパドルボード)に乗ったフリーサーフ動画をお届けします。
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ジョーズ(現地名:ピアヒ)でのビッグウェイブサーフィンと言うと、9フィートなどといった長く重いボードでのパドルインサーフィンが現在は主流。
そしてビッグバレルを狙うのがスタンダードとなり、パドルインビッグウェイブにおけるハイパフォーマンスと呼ばれています。
ただし、パドルインビッグウェイブチャージをするには条件があり、基本的には風が弱いコンディションが求められます。
と言うことは楽しめる日は限られているので、カイは常に海で遊ぶためにコンディションに合わせて使う道具を変えます。
そして今回使っているのはSUPですが、これはあまりにも変態的と言えるオーソドックスとは離れたオプション。
と言うのも、そもそもSUPは大きくて浮力があることから、波で遊ぶのではなく、水面が落ち着いた川などで遊ぶもの。
浮力があると言うことはサーフィンにおいて必須となるターンも難しくなります(浮力があり過ぎてレールを入れるのが大変なため)。
そんな悪条件も乗り越え、カイはジョーズでSUPに乗ってバレルメイクもこなしているのですが、はっきり言って簡単そうに見えるものの異次元レベルなのです。
歴史上の偉人ではなく、リアルタイムで既存の常識をぶち壊すパフォーマンスを見せてくれるカイのような存在を目の当たりにできる事は、本当にラッキーだと思います。