
現地時間2025年5月8日(オーストラリア)、ゴールドコーストのバーレーヘッズをメイン会場とするCT(チャンピオンシップツアー)イベント第6戦「Bonsoy Gold Coast Pro」が開催。
イベント3日目となった本日は、ウイメンズのラウンド3とメンズのラウンド3ヒート8まで開催となりました。
今回の記事は、2025年ゴールドコーストプロのイベントレポート、ヒート結果、ハイライト動画、今後の波予報と言ったイベント情報をお届けします。
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2025年ゴールドコーストプロのイベントレポート
ウイメンズ
本日はメンズに先立ってスタートしたのがウイメンズのラウンド3。
本日のトータルハイエストスコア16.27をマークしたのはモリー・ピクラム。
レールゲームが光ったモリーは、8.27と8.00のエクセレントレンジを2本揃える安定した強さを見せる結果となりました。
本日のシングルハイエストスコア9.43をマークしたのは、ツアールーキーのエリン・ブルックス。
昨年のゴールドコーストでのCSイベントでのパーフェクト10が記憶に新しいエリンは、今年もクリティカルなエンドセクションを攻めてのスコアでした。
バックサイドで完全にエアドロップになってのランディングをメイクしている点は、エアリアルも得意とするからこそのパフォーマンスのようにも感じます。
本日、最も面白いマッチアップであったのが、ワールドチャンプ同士の対決となるステファニー・ギルモアとケイトリン・シマーズのヒート。
ステフは昨年に引き続き、今年もツアーから離れているもののホームイベントという事でワイルドカード出場しています。
そして前年の結果がないのでシードランクが低くなり、早いラウンドでシードランクの高いサーファーと対戦となっています。
結果としては、ケイティがシングルハイエストとなる8.00をマークしていたものの、バックアップスコアを揃えることができずステフが僅差で勝利することに。
今イベントのウイメンズにおいては世代交代が大きなポイントになっていて、クオーターファイナルに残ったベテランはステフ以外ではサリー・フィッツギボンズのみ。
そして現時点でのCTランクを見ると、ミッドシーズンカットパスのトップ10に残っているベテランはタイラー・ライトのみ。
そんな世代交代が顕著になっている今イベントで、もしもステフが優勝まで突き進むと考えると、それはそれでドラマティックなように思えますし今後の展開がより楽しみになります。
ヒート結果
メンズ
ラウンド3の半分のヒートまで終えて終了となった本日のメンズラウンド。
本日のトータルハイエストスコア17.87、シングルハイエストスコア9.37をマークしたのはフィリペ・トレド。
ファンウェイブと言うコンディションのため、フィリペにとって得意なコンディションでしっかりと仕事をこなした結果となりました。
当たり前のようにフルローテーションを重要な局面でメイクするのは半端じゃないです。
フィリペに次ぐ2ndシングルハイエストとなる8.00をマークしたのはヤゴ・ドラ。
このブラジリアンによるフルローテーションのメイク率はヤバいですね。
ブラジリアンがフルローテーションのメイクをスタンダードにしてから何年も経つものの、今だにこのレベルに追い付けるサーファーはほぼいませんし。
本日の番狂わせとしては、ワイルドカードのモーガン・シビリックがイーサン・ユーイングを破る波乱が発生。
モーグは元CTサーファーでWSLファイナルに出場した経験もあるので、実力があるのは誰もが知るところ。
ですが、ベルズビーチでもワイルドカード出場で3位になり、今イベントも好調なのは驚きですね。
どこまで勝ち上がっていくのかに注目です。
ヒート結果
ゴールドコーストプロ3日目のハイライト動画
今後の波予報
波予報と実際の波がかなり乖離していて驚きだった本日の開催。
予報では強風でコンディションは「Poor」だったのですが、全然グッドウェイブでの開催となりましたし。
アレホ・モニツなんかも勝利者インタビューで予報との違いに触れていましたし。
何はともあれ、明日の予報は本日よりも少しサイズアップして6~8フィートで開催される確率が高いとのこと。
コンディション予報は「Poor」から「Very Poor」になる予報ですが。
ただし、岬寄りの方がクリーンとのコンディション説明があるので、岬が風をある程度交わしてくれているのかもしれません。
明日はファーストコールの時間も早まっているので、おそらくオンになればメンズのクオーターファイナリスト決定まで進行させると思います。
まとめ
日本とオーストラリアのゴールドの時差は1時間で、日本の方が1時間遅れています。
ネクストコールとなる現地時間の2025年5月9日午前6時45分は、日本時間では同日9日午前5時45分となります。
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公式サイト「WSL」