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今季ワールドツアーにおいてルーキーサーファーとして参戦し、現WCTランク24位の五十嵐カノア「Kanoa Igarashi」(19歳)。

すでにWQSでトップ10入りしていることから、WCT最終戦を前にして、カノア本人は来季WCTへのクオリファイ(ワールドツアー入りの資格を得ること)を決めています。

WSLが運営するプロサーフィンツアーの「WCT」と「WQS」について

ただ、WCTでトップ22入りすればダブルクオリファイすることから、WQSランク11位以下のサーファーの命運を握るキーパーソンとなることに。しかも、WQSランク11位はチームメイトであり親友のイズキール”ジーク”ラウ。

今回の記事は、重要な役回りを担うことになった五十嵐カノアへのインタビュー映像、そしてジークのワールドツアー入りのシナリオをお届けします。


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今季WQSランキングでトップ10入りしたWCTサーファーは、五十嵐カノア、ジャドソン・アンドレ、ジャック・フリーストーン、ジェレミー・フローレスの4名。

上記4名にダブルクオリファイの可能性があります。その中で、WCTランキングが最も高いので、必然的にダブルクオリファイの最有力候補となったことからカノアが注目されています。

ジークのことを「親友であり兄貴みたいな存在」と語るカノア。親しい間柄のため、言葉を交わす機会は多いはずですが、ジークはあまりプレッシャーを掛けないように努めているとカノアは言います。

しかし、ジークは口には出さないものの、胸の内で「パイプで練習しなよ」って考えていることは明白だと笑いながら口にするカノア。

一方のジークは、「ダブルクオリファイの話はするけど、オレはあまり気にしてないんだ。ヒートで勝利を目指すカノアを応援するだけ」とクールなコメント。

さて、パイプマスターズ前のWCTランクにおいて、ツアー残留となる22位前後は以下の通り。

パイプマスターズのラウンド1を終えた現時点において、上記サーファーの中でラウンド1を1位通過してラウンド3進出を決めたのはミゲル・プポのみ。

たとえミゲルが次なるラウンド3で敗退しても13位となり、カノアかジャドソンがミゲルのランキングを上回るには3位以上の結果が必要。現実的なダブルクオリファイの可能性は、22位のナット・ヤングを上回ることでしょう。

パイプマスターズのラウンド2の組み合わせは以下の通り。

興味深いことに、トップ22入りを目指すボーダーライン上のサーファーが総当りです。ナットとキアヌが13位以下の結果となった場合、カノアまたはジャドソンが9位以上となればジークのツアー入りが確定。

パイプマスターズを誰が制するのかも気になりますが、ジークの命運を握るトップ22入り争いも見所の一つと言えますね。

五十嵐カノアの過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。

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