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Photo: WSL

現地時間2019年12月12日(ハワイ)、マウイ島ジョーズを舞台としたBW(ビッグウェイブ)チャンピオンシップ「cbdMD Jaws Big Wave Championship」が開催。

コメンテーターが7×オーバーヘッドと言及するほど異次元レベルの波へと、ビッグウェイブサーファーがパドルインでチャージする姿は今年も圧巻でした。

そんな今シーズンのジョーズイベントを制したのは、メンズがビリー・ケンパー、ウイメンズがペイジ・アルムス。

今回の記事は、2019/2020年シーズンのジョーズイベントのレポートや動画などといったニュースをお届けします。


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ジョーズイベントのレポート

正直言って、コンテスト結果など関係ないと言えるほど見応え溢れる素晴らしいイベントとなった今年のジョーズイベント。

明らかにレベルが高くなっているのは明白で、バレルは当たり前という現状に加え、カイ・レニーは波のトップでターンを入れようとしたりとクレイジーなレベルへと突き進んでいます。

そんな今年のジョーズイベントでシングルハイエストスコアとなったのは、ラッセル・ビールキが8.33をマークしたバレルライド。ヤバすぎです。

ラッセル・ビールキの8.33

シップスターン(オーストラリア)でのレッドブルイベントでの優勝が記憶に新しいネイザン・フローレンスも7.17のハイスコアをマーク。

あのサイズの波でしっかりとボトムに降りるというライン取りは半端じゃないです。

ネイザン・フローレンスの7.17

素晴らしいライディングがあれば、ヘビー過ぎるワイプアウトも。ジェイミー・ミッチェルはこんなフリーフォールを味わう事に。

ウイメンズも同様で、フリーファールのワイプアウトを味わう事になったのは、昨シーズンのビッグウェイブツアーでワールドチャンピオンに輝いたケアラ・ケネリー。

フリーフォール以外のワイプアウトとしては、ビリー・ケンパーが強烈なのを喰らっていました。

波のフェイスを突き破ってキックアウトしようとしたビリー。しかし、パワーのあるビッグウェイブはキックアウトを許さず、そのままリップに吸い込まれてボトムに叩きつけられる結果に・・・。

ウイメンズのパフォーマンスに目を向けると、バレルライドが勝負となるメンズに対し、ウイメンズはテイクオフしてボトムまで降り、その後はショルダーでキックアウトして波を乗り切れればベスト。

ただし、波を乗り切るのも簡単ではなく、ボトムに降りるだけでそれなりのスコアが付くのが現状でした。

本日の場合、セミファイナル(ウイメンズのファーストラウンド)でシングルハイエストスコアとなった4.00をマークしたのはフェリシティ・パーマティアで以下のライディング。

メンズの歴史を振り返ると、以前はバレルはおろか、チャージすることが全てであった時代がそう古くないので、ウイメンズも今後は急成長してくるのかと思います。

さあ、サバイバルゲームとなった今季ジョーズイベント制したのは、メンズが4度目の優勝となるビリー・ケンパー、ウイメンズは3度目の優勝となるペイジ・アルムス。

ジョーズイベントは今年でメンズが5回目、ウイメンズが4度目の開催となるので、ビリーとペイジは1回だけ優勝を逃したものの、後はすべてトップの座に立っているという驚異的な結果で今季の幕を閉じました。

優勝のビリー・ケンパー

優勝のペイジ・アルムス

本日の結果

メンズ

ウイメンズ

ハイライト動画

まとめ

すでにお届けした通り、今シーズンのパドルインによるWSLビッグウェイブイベントはジョーズイベントのみです。

今季から新たに加わったナザレ(ポルトガル)でのトウインによるビッグウェイブイベントはまだ開催されていないので、どのようなイベントになるのか楽しみにしたいところです。

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公式サイト(メンズ)「cbdMD Jaws Big Wave Championships

公式サイト(ウイメンズ)「cbdMD Jaws Big Wave Championships

今季ジョーズイベントの過去記事