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Photo: ISA / Ben Reed

今年2020年についに開催となる東京五輪。そのオリンピックでデビューとなる競技がサーフィンですね。

男女各20名ずつ出場となるサーフィンにおいて、すでにオリンピック選考イベントは開催されていて、残すは2020年に開催となるISAワールドサーフィンゲームのみ。

同ISAイベントが終了次第、基本的にはオリンピック出場サーファーが決定すると言うわけです。

今回の記事は、2020年ISAワールドサーフィンゲームの開催期間や開催地、そしてオリンピック選考基準に少し触れた内容をお届けします。


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現在までの東京五輪選考

Photo: ISA / Pablo Jimenez

現時点において、開催されたオリンピック選考イベントはパンアメリカンゲームと2019年ISAワールドサーフィンゲームの二つ。

ただし、各選考基準にはグレードがあり、最もグレードの高かったのは2019年CTランク。

メンズはCTランク10位、ウイメンズはCTランク8位までオリンピック出場権を得ました。

CTランク以外では、上述した2つのイベントからアメリカ、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、オセアニアという大陸枠として男女1名ずつ暫定選出されています。

つまり、現時点においてメンズは暫定で15名、ウイメンズは暫定で13名がオリンピック出場権を得ていることになります。

暫定という言葉には二つの意味合いがあり、CTランクから選出されたサーファーの場合はドーピングや怪我による欠場を考慮しての表現でしょう。

CTランク以外のサーファーに関しては、オリンピック選考においてCTランクに次いでグレードの高いのが2020年ISAイベント。

つまり、CTランク以外で暫定出場権を得たサーファーであっても、CTランクと2020年ISAイベント結果を合わせて自国サーファーで2名が出場資格を得たとしたら、暫定出場権を失う形となります。

2020年ISAワールドサーフィンゲーム

2020年のISAイベントが開催されるのは5月9~17日。

舞台となるのは中米エルサルバドルで、会場となるサーフスポットはライトのエル・スンサルとレフトのラ・ボカナの2ヵ所。

おそらく公平を期するとの判断を加え、ライトとレフトという2ヵ所での会場設定としたのでしょう。

特例の3名となるルールについては

オリンピック選考では、基本的に男女別で各国出場上限が2名までと決められているものの、特例で3名までという文言があります。

しかし、選考ルールが発表された2018年前半以来、特例枠については私が知る限り、一切の説明がありません。

特例というからには相当なケースにのみ適用されると思われますが、同ルールの説明がないことには知りようがありません。

個人的には、ケリー・スレーターやブラジリアンとしてCTランクでの出場権資格を得る事ができなかったフィリペ・トレドなどといったサーフスターが対象になりそうな気がしますがどうでしょうか!?

特例に関しては、2020年ISAワールドサーフィンゲームの出場サーファーが発表されれば予想が付くと思われ、もしもケリーやフィリペが出場を発表したら特例対象と分かりますね。

まとめ

いよいよ間近に迫ってきたオリンピック選考の最終イベントとなる2020年ISAワールドサーフィンゲーム。

オリンピック選考イベントのエルサルバドルはパーフェクトなポイントブレイクで知られ、一方の夏場の日本はオンショアがメインのスモールコンディション。

波のコンディションは大幅に異なりますが、それもサーフィンということでエルサルバドルでのバトルを楽しみにしたいところです。

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参照記事「EL SALVADOR SELECTED TO HOST HISTORIC EDITION OF 2020 ISA WORLD SURFING GAMES

オリンピック選考イベントの過去記事