コストカットのため、数多くのチームライダーとの契約解消を推し進めているハーレー。
その一方、契約更新というプロサーファーを安心させてくれるニュースもあり、それがオーストラリアのビクトリア州トーキーを拠点とするリップカール。
そのリップカールが、2×ワールドチャンピオンのタイラー・ライト「Tyler Wright」(25歳)との契約更新を発表しました。
今回の記事は、タイラー・ライトの契約更新の話題、そしてリップカールライダーの動向といったニュースをお届けします。
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2018年7月に南アフリカでインフルエンザに罹り、その後はウイルス感染後疲労症候群により1年半近くワールドツアーを離脱していたタイラー。
2019年もツアー復帰はないと思われていたものの、CT最終戦のマウイプロにサプライズ出場し、準優勝の結果を残したのは記憶に新しいですね。
そのタイラーが、メインスポンサーであるリップカールと3年間の契約更新を行ったとリップカールが発表。
タイラー本人によるコメントは以下の通り。
リップカールとの契約に署名するため、トーキーまでやって来たの。リップカールとの関係は20年近くになるわ。
これまでの17年間、私が大人へと成長していくにつれ、繋がりが深くなっていって、良い方向へと進化し続けているの。
契約更新に至った今日は嬉しかったし、これから数年先の未来に対してもエキサイトしてるわ。
ちょうど2020年シーズンがスタート前というこの時期、契約更新を行ったのはタイラーだけではないとのこと。
リップカールのCTサーファーであるコナー・コフィン、マット・マギリヴレイ、ブリッサ・ヘネシー、都筑有夢路もまた、新たな契約内容に署名が交わされたと言います。
それにしても、メンズよりも狭き門であるウイメンズのトップ17に、日本人サーファーが名前が連ねることになるなんて本当に夢のようです。
ちなみに、以前にビラボンライダーはCT入りすると50万ドルほどのインセンティブが入るという話がありましたが、リップカールも大きなインセンティブがありそうですね。
さて、今回の発表に伴い、興味深い話題にも触れられていました。それは、3×ワールドチャンピオンのトム・カレンも契約更新を行い、今年後半にはミック・ファニングとメイソン・ホーと共にサーチトリップに出掛けるとのこと。
豪華すぎるメンバーによるサーチトリップとなるので、このトリップ動画についても非常に楽しみな所です。
最後に、契約更新とは逆に、アラナ・ブランチャード、マット・ウィルキンソン、ニッキ・ヴァン・ダイクはリップカールと契約解消となったとスタブ誌が報じています。
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参照記事「Rip Curl Inks New Deal With 2x World Surfing Champion Tyler Wright」