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リップカールが先週行っていた「ミック・ファニング」ウィーク。

同ウィーク動画の紹介をした時に、今週は「リップカールプロ@ベルズビーチ」ウィークになるとお届けしました。

そして長い歴史を誇るリップカールプロ@ベルズビーチの歴史を紐解く動画が紹介されました。

今回の動画は、「リップカールプロ@ベルズビーチ」ウィークに紹介された全ての映像をお届けします。


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サーフィン界において最長開催記録イベントであり、今年2020年に開催されていたならば59周年となったリップカールプロ@ベルズビーチ。

1960年代初頭から開催されていたということで、その間にはショートボード革命やスラスター誕生など、歴史に残る瞬間を多々目撃してきたイベントと言えます。

そんなリップカールプロ@ベルズビーチの10年毎のハイライトシーンを収録しているのが最初の動画。

10年毎ということで、60年代、70年代、80年代、90年代、2000年代と5つの動画があります。

最も強烈なのが、時代背景が全く異なる60年代。当然のようにサーフボードはログで、リーシュコードもなければウエットスーツもないとのこと…。

ベルズビーチ近辺で同イベント開催時期辺りにサーフィンした方は分かると思いますが、水温はめちゃくちゃ冷たいです。

イースターホリデーの4月はまだ時期としては秋なのですが、私は2.5ミリのフルスーツで入って1時間ほどで体がガクガク震えて海から上がったことがあります。

そんな海へと、ボードショーツで入ってイベントをしていた時代があったという事実に驚かされます。動画では焚火に身を寄せるシーンもありますが、それだけでは耐えられないような…。

60年代

70年代

80年代

90年代

2000年代

10年毎のベルズヒストリー以外の動画としては、過去のイベントにおいて最も見応えのあったファイナルとして、2012年にケリー・スレーターとミック・ファニングが対戦したファイナルをフィーチャー。

そのファイナルは私も記憶に残っていて、当時のヒート表と記憶を照らし合わせると、ミックが9ポイント台と8ポイント台を出して圧倒的有利なヒート展開。

ケリーは数々の波に手を出すものの良くなく、ミックがプライオリティを持ってアウトで波待ちしている時に、ケリーがミドルセクションで波に乗り、エアリバースのフルローテーションをメイクしてパーフェクト10。

ミックとしては、セットの波に乗らずにパーフェクト10を出せるケリーの一発逆転が恐ろしくてたまらなかったことでしょう。

しかし、ミックはケリーのような秘密兵器がなかったので、じっくりと良いセットを待って乗り、自分のサーフィンを見せるという戦略をしっかりと貫き通し、3本目の波で9.70をマークしてスコアを上書きして優勝を飾ることに。

このファイナルでミックが乗った波数は3本、ケリーは13本。コンペティターであれば、ケリーのようなパーフェクト10を出せる力を持った対戦相手が一番怖いでしょうね。

一発のマニューバでシチュエーションをひっくり返してくるのですから。

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