ブラジリアンCT(チャンピオンシップツアー)サーファーのヤゴ・ドラ「Yago Dora」(24歳)。
つい先日もヤゴのブラジルでのフリーサーフィン動画をお届けしましたが、再び新たな動画が公開に至りました。
動画の舞台となっているのはブラジル南部で、一週間に渡って撮影されたとのこと。
今回の動画は、ヤゴ・ドラによるブラジルでのフリーサーフィン映像をお届けします。
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動画の撮影と編集を手掛けたのは、いつものようにヤゴの父親でありサーフィンコーチのレアンドロ・ドラ。
ヤゴのフリーサーフィン動画に関しては、大半のものがフィルマーのクレジットがレアンドロとなっています。
このレアンドロはブラジルでも指折りのサーフコーチで、ワールドタイトルを獲得したアドリアーノ・デ・スーザのコーチとしても知られています。
アドリアーノがレアンドロにコーチを依頼するようになったのは2015年シーズンから。
それまでのアドリアーノはトップ5に何度も入っていたものの伸び悩んでいて、コーチを変えて心機一転を図ったのです。
そしてレアンドロのサポートを受けた2015年、自身初となるワールドチャンピオンに輝きました。
アドリアーノとレアンドロにはそのような結びつきがあり、ヤゴもツアーでは一緒に行動することから、10歳近く年の離れたアドリアーノとヤゴも仲が良いのですね。
さて、話はかなり脱線しましたが、今回の見所となるのは特に動画後半で見せるコンビネーション(複数のマニューバの組み合わせ)。
個人的にQSサーファーとCTサーファーでは、単発のビッグターンに関しては変わらないレベルにあると思います。
大きな違いとなるのはフローで、QSサーファーはビッグターンの後に動きが止まるほど減速したりライン調整をする事が多い一方、CTサーファーはマニューバ後もパワーポケットをキープしてなるべくスピードを落とさないので、トリムやパンプを入れずに次のマニューバへと繋げていきます。
トリムやパンプを入れるのはライン調整が必要な証拠であり、ライン取りが完璧であれば入れる必要がないので(ブレイクの早いセクションを除き)、トリム無しのライディングは計算し尽くした上に完璧にコントロールしていることを意味し、コンテストシーンでは重要な要素の一つとなります。
ヤゴのサーフィンもまさにその通りで、フローが途切れることのないライディングは必見です。