キャンセルとなった2020年のワールドツアーにおいて、メンズでは計35名中、グーフィーフッターのサーファーは11名のみ。
そのグーフィーフッターにとってフロントサイドとなるレフトハンダーにて、バレルではなくターンといったアクションがメインとなるCT会場はありません。
つまり、グーフィーフッターにとって磨き上げるべくスキルはBS(バックサイド)アタック。
今回の動画は、イタロ・フェレイラ「Italo Ferreira」(26歳)がホームにてバックサイドサーフィンのトレーニングに励むフリーサーフィン映像をお届けします。
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レギュラーフッターは、英語ではナチュラルフッターと呼ばれることもあることから、世界的に見ればレギュラーフッターの方が多いのでしょう。
そのためか、CT会場を見てもライトハンダーのブレイクが多いことが目立ちます。
大半のトップサーファーはフロントサイドの方がマニューバのバリエーションが豊富であるため、ファンに楽しんでもらうためにライトの方が会場として多いのかもしれません。
このような背景に加え、2018年からはCTにおけるジャッジ基準が厳しくなり、同じマニューバの繰り返しではハイスコアがコールされないようになりました。
その影響をもろに受けたのが、2016年と2017年にCTランク5位となったウィルコこと、マットウィルキンソン。
2018年に入ってウィルコのサーフィンは前年通りといった感じでしたが、バックサイドで同じターンを繰り返すサーフィンの評価は一気に落ち、2018年にツアー落ちとなりました。
こういったフォーマットの変更に伴い、2018年からグーフィーフッターには厳しい時代になったと言えます。
なのですが、2018年のワールドチャンピオンはガブリエル・メディナ、2019年はイタロ・フェレイラと揃ってグーフィーフッター。
ちなみに、2000年に入ってからワールドチャンプとなったグーフィーフッターは、ガブリエルとイタロ以外では、2001年のCJホブグッドのみ。
こう考えると、ガブリエルとイタロがいかにレパートリー豊富なサーファーであるのか分かりますね。
今回の動画に関して、イタロは以下のコメントを寄せています。
セッション毎に上達するため、ホームで楽しみながら自分の時間を過ごしているんだ。世界トップレベルのバックサイドになるためのトレーニング。
スナップ(リップ)、ハック(カーヴィング)、エアリアル、フィンアウト、ブローテールリバースなどイタロの多彩なバリエーションを見ていると、ジャッジ基準の水準を引き上げてしまい、他のグーフィーフッターに不利に働くほどのレベルに思えます。