サーフィンオーストラリアによるシリーズ動画「The Hold Down」。
何かしらのテーマを決め、そのテーマにおける最大の瞬間をトップ5形式で綴っていく内容です。
ホスト役を務めるのは、WSLコメンテーターでお馴染みのロニー・ブレイキーとロニーの兄であるヴォーン・ブレイキー。
今回の動画は、リップカールの「サーチ」をテーマにした「The Hold Down」シーズン1エピソード4をお届けします。
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リップカールというサーフブランドのテーマといった印象を受ける「Search」という言葉。
誰も乗ったことのないヴァージンウェイブ求めてサーフトリップする大規模なアドベンチャーです。
リップカールライダーの中でミスターサーチと言えるのがトム・カレン。
1994年、3×ワールドチャンピオンとしてワールドツアーのフル参戦からリタイアしていたトムが、ザ・サーチとしてインドネシアのバワ島で見せた5'7"フィッシュでのライディングは強烈でしたから。
当時としては、それだけ短いボードでインドネシアのビッグバレルにチャージする発想がなかったですし。
さて、このザ・サーチとは基本的にサーフトリップなのでフリーサーファー向けとあり、今後はミック・ファニングやメイソン・ホーがトムのような一時代を築いていくことでしょう。
すでにミックはザ・スネークというヤバいライトバレルをザ・サーチでスコアしているので、ミスターサーチを引き継ぐことは間違いないですね。
ザ・サーチとは別に、リップカールはサーチイベントと言うCTイベントを以前開催していました。
サーチイベントとは、毎年世界のベストスポットへと点々としながらCTイベントを開催するものなので、会場がフィックスではない変わり種イベントでした。
サーチイベントは2005~2011年まで開催されていて、その中でベストウェイブと言われたのがメキシコのバラ・デ・ラ・クルス。
バラ・デ・ラ・クルスは、現在人気の高いライトポイントが豊富なサリナクルスとプエルトエスコンディードの間くらいにあるポイントブレイクです。
肝心の波は、CTサーファーいわく「スナッパーロックスをベターにした感じ」と称するほどのライトポイントでした。
さて、2011年に終えてしまったサーチイベントですが、なんと今季2021年シーズンは復活となりましたね。
会場はすでにお届けした通り、西オーストラリアのロットネスト島となっているので、こちらも楽しみにしたいところです。