Image:WSL

現地時間2021年10月29日、レッドブルがタイトルスポンサーを務めるWSL(ワールドサーフリーグ)によるビッグウェイブアワードが開催。

WSL主催になる以前から、ビッグウェイブサーフィン界における最大規模の祭典として知られているイベントです。

今季の主役となったのはメンズはカイ・レニー、ウイメンズはジャスティン・デュポンでした。

今回の記事は、2021年ビッグウェイブアワードの各部門の受賞者紹介と言ったニュースをお届けします。


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男女共に各4部門の計8部門が設けられた今季のビッグウェイブアワード。

部門は以下となります。

*Ride of the Year

*Biggest Paddle

*Biggest Tow

*Performer of the Year

例年であれば、最も名誉ある「Ride of the Year」以外は受賞作のみの発表でしたが、今季からは各部門のトップ5が発表されることになりました。

ここからは各部門のトップ5を紹介します。

Women:「Biggest Paddle」

1. ペイジ・アルムス:トドスサントス(メキシコ)2021年1月11日
2. ケアラ・ケネリー:ヒマラヤズ(ハワイ)2020年12月2日
3. ジャスティン・デュポン:マーヴェリックス(カリフォルニア)2020年12月8日
4. ビアンカ・ヴァレンティ:マーヴェリックス(カリフォルニア)2021年1月12日
5. ジャスティン・デュポン:ジョーズ(ハワイ)2021年1月17日

Men:「Biggest Paddle」

1. カイ・レニー:ジョーズ(ハワイ)2020年12月2日
2. ピーター・メル:マーヴェリックス(カリフォルニア)2020年1月8日
3. ビリー・ケンパー:ジョーズ(ハワイ)2020年12月2日
4. グラント・ベイカー:マーヴェリックス(カリフォルニア)2020年12月11日
5. ピーター・メル:マーヴェリックス(カリフォルニア)2020年12月8日

Women:「Biggest Tow」

1. ジャスティン・デュポン:ジョーズ(ハワイ)2021年1月16日
2. マヤ・ガベイラ:ナザレ(ポルトガル)2020年10月29日
3. ジャスティン・デュポン:ナザレ(ポルトガル)2020年10月29日
4. マヤ・ガベイラ:ナザレ(ポルトガル)2021年2月5日
5. ジャスティン・デュポン:マーヴェリックス(カリフォルニア)2021年1月1日

Men:「Biggest Tow」

1. セバスチャン・ステッドナー:ナザレ(ポルトガル)2020年10月29日
2. カイ・レニー:ジョーズ(ハワイ)2021年1月16日
3. コナー・マグワイア:マラモア(アイルランド)2020年10月28日
4. セバスチャン・ステッドナー:ナザレ(ポルトガル)2020年10月29日
5. ルーカス・チアンカ:ナザレ(ポルトガル)2020年10月29日

Women:「Ride Of The Year」

1. ジャスティン・デュポン:ナザレ(ポルトガル)2021年1月16日
2. マヤ・ガベイラ:ナザレ(ポルトガル)2021年2月5日
3. ケアラ・ケネリー:ヒマラヤズ(ハワイ)2020年12月2日
4. ペイジ・アルムス:トドスサントス(メキシコ)2021年1月11日
5. ミシェル・デ・ブイヨン:ナザレ(ポルトガル)2021年2月22日

Men:「Ride Of The Year」

1. ピーター・メル:マーヴェリックス(カリフォルニア)2021年1月8日
2. カイ・レニー:ジョーズ(ハワイ)2020年12月2日
3. カイ・レニー:ジョーズ(ハワイ)2021年1月16日
4. グラント・ベイカー:マーヴェリックス(カリフォルニア)2020年12月11日
5. コナー・マグワイヤー:マラモア(アイルランド)2020年10月28日

Women:「Performer of the Year」

1. ジャスティン・デュポン
2. マヤ・ガベイラ
3. ペイジ・アルムス
4. ケアラ・ケネリー
5. ミシェル・デ・ブイヨン

Men:「Performer of the Year」

1. カイ・レニー
2. ピーター・メル
3. グラント”ツイギー”ベイカー
4. セバスチャン・ステッドナー
5. コナー・マグワイア

結果を見てもらうと分かる通り、ウイメンズではビッゲストパドル以外の4部門中3部門を制したのがジャスティン・デュポンとなりました。

ウイメンズのビッグウェイブサーファーとして走りの1人と言えるのがブラジリアンのマヤ・ガベイラですが、マヤはトウイン専門でパドルインでのビッグウェイブチャージはしません。

一方、ジャスティンはパドルインとトウインの両方をし、どちらもウイメンズのトップレベルと言う点が大きな強みと言えます。

まぁ、パドルインだろうがトウインだろうが、昨シーズンのジョーズでのビッグバレルメイクはヤバかったので当然の結果と言えますね。

ジャスティンによるコメントは以下となります。

私にとってこれまでのベストシーズンになったから本当にストークしてるわ。

昨シーズンのナザレはビッグスウェルに恵まれて、ビッグ過ぎたかもしれない。

私はギャレット・マクナマラにトウインしてもらって、クレイジーな波に乗る事ができたわ。

ライディングスピードがあまりにも早い上、私の背後では波が爆発しているのを感じて、間違いなくナザレでのサーフィンでは最大級の波だった。

ジョーズではどうしてもビッグウェイブを掴みたいって思っていたの。

だって、ナザレではずっとレフトに乗っていたけど、ジョーズだとライトの波に乗る事ができるから。

ジョーズでのバレルゲットは一番の目標で、それだけスペシャルな波なの。

正直言って、その目標を達成できるとは思ってなかった。だって、あの波は私には大きすぎるって思ってたからストークしてるわ。

メンズではビッゲストパドルにパフォーマーオブザイヤーと4部門中2部門を制する事になったのがハワイアンウォーターマンのカイ・レニー。

カイもジャスティン同様、トウインとパドルの両方をこなす強みがあるのですが、どちらかと言うとトウインでのハイパフォーマンスが印象的ですね。

カイのコメントは以下となります。

最高の気分だよ。以前からビッグウェイブアワードで僕のヒーローたちを見てきたから、僕にとっては未だに受賞することは偉業だって思ってるんだ。

これからもビッグウェイブサーフィンを続けて、自分のベストを尽くせるように努力するよ。

僕は全てのセッションでベストを尽くしたいとって思ってるから、このアワードは僕にとって全てなんだ。

昨シーズンは思い出深くて、一緒忘れられないくらい脳裏に焼き付いたライディングが数本あるよ。

メンズで最も名誉ある「Ride of the Year」を受賞したのは、マーヴェリックスで素晴らしいビッグバレルをメイクして納得の受賞と言えるピーター・メル。

50歳のピーターはすでにWSLビッグウェイブイベントのコミッショナーなどといった裏方に回っているので、裏方が現役を破ると言うクール過ぎる結果だったと言えます。

ピーターによるコメントは以下となります。

実はこれまでビッグウェイブアワードで受賞したことがなかったから、まさか自分がって感じだけど最高過ぎる気分だね。

あの波がスペシャルだってことは分かっていたし、マーヴェリックスは僕の人生において欠かすことのできないブレイク。

長い道のりだったけど、あの波が僕のもとへとやって来てくれたことは最大の贈り物だったよ。

今回の受賞は家族に捧げたいと思ってる。

僕の両親がサーフショップを始めたのは僕が生まれた年だから、生まれた時から僕にとってサーフィンは人生の一部なんだ。

先日僕に命を授けてくれた母親が他界したから、母親にこの賞を捧げるよ。

最後になりますが、WSLによる2021/2022年ビッグウェイブシーズンの対象時期となるのは、2021年11月15日~2022年3月31日とのこと。

同期間において、ナザレ(ポルトガル)でのトウインイベントとマウイ島ジョーズでのパドルインイベントを開催予定だそうです。

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