言わずと知れたSUP(スタンドアップサーフィン)の世界で複数回に渡りワールドチャンピオンに輝いたカイ・レニー「Kai Lenny」(30歳)。
現在はサーフィンの世界でコンテストやフリーサーフィンの垣根を超え、新たな息吹をもたらしています。
そんなカイの動向で現在注目されているのはストラップサーフィン。
今回の動画は、カイ・レニーによるホームであるマウイ島ホノルアベイでのストラップサーフィン映像をお届けします。
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カイのサーフシーンにおける台頭の最初の一歩となったのは、パドルインでのビッグウェイブコンテスト。
SUPのワールドチャンピオンにして、メキシコのプエルト・エスコンディードで開催されたビッグウェイブイベントで優勝したのは圧巻でした。
カイはオールラウンドなウォーターマンなので本人にとってはあくまでもジャンルの壁など存在しないのでしょうが、やはり結果を残すと分かりやすいキャリアになります。
そしてパドルインでのビッグウェイブに続いて注目されたのは、トウイン(ジェットスキーに牽引してもらい波に乗るスタイル)でのビッグウェイブチャージにおけるハイパフォーマンスサーフィン。
当時はあまりにも斬新すぎて、カイだけ異次元レベルでナザレでのイベントでは独壇場でした。
そんな中、唯一の存在してブラジルのチャンボこと、ルーカス・チアンカがここ数年でカイの背中に追い付いてきたといった印象です。
そして今回の動画でカイが見せたサーフィンは、トウインサーフィンで使うストラップ付のボード。
ですが、トウインで波に乗るのではなく、通常のパドルインで使用するのです。
ストラップサーフィンの最大の特徴は、足とサーフボードが固定されるので今までは不可能であったエアリアルのバリエーションが可能になる点。
そのためウェイブプールなんかで実験的に使っていたのですが、海でも使うようになったというわけです。
ちなみに、ウェイブプールでのストラップサーフィンに関しては、ハワイアンスーパーグロムのエリン・ブルックスもトライしていました。
もしかしたら、ストラップサーフィンもニッチかもしれませんが、新たな可能性を広げるという意味でトライするサーファーが増えるかもしれないのでチェックして見て下さい。