現地時間3月13日(オーストラリア)、クイックシルバー&ロキシー・プロ・ゴールドコーストが終了し、メンズはフィリペ・トレド、ウイメンズはカリッサ・ムーアが優勝しました。フィリペは、ツアーイベント初優勝。波のサイズは、セットで頭くらいのコンディションでした。

2015年度クイックシルバー&ロキシー・プロ・ゴールドコースト:トライアル

2015年度クイックシルバー&ロキシー・プロ・ゴールドコースト:初日ハイライト

2015年度クイックシルバー&ロキシー・プロ・ゴールドコースト:二日目ハイライト

2015年度クイックシルバー&ロキシー・プロ・ゴールドコースト:三日目ハイライト

2015年度クイックシルバー&ロキシー・プロ・ゴールドコースト:四日目ハイライト

2015年度クイックシルバー&ロキシー・プロ・ゴールドコースト:五日目ハイライト

メンズに比べ、コンディションの良い時に開催された今回のウイメンズ。しっかりとオープンフェイスがあり、カーヴィング勝負になると強いのはステファニー・ギルモアとカリッサ・ムーアで、二人のファイナルとなりました。

最近では、タイラー・ライトやレイキー・ピーターソンもまた、ファイナリストの二人同様、パワーのあるカーヴィングを見せますが、何が違うのかチェックしていたところ、ステフとカリッサ以外のウイメンズサーファーは、全力でカーヴィング後に、大きく失速する場合が多いと感じました。

一方のステフとカリッサは、おそらくターンの前から、ターン後にパワーポケットに戻るポジションになるよう計算していると思います。そのため、ターンをした後も失速せず、ジャッジ基準の一つであるフローを可能にし、流れるようなライディングを見せるのだと思いました。

メンズのファイナリストは、やはりトリックの得意なフィリペとジュリアン・ウィルソンでした。本日のようなサイズだと、ターンを繰り返すだけでは単調になるので、エアーが必須でしたね。

特に、小波最強サーファーと言われるフィリペは、驚異的なメイク率でこれでもかとエアリバースをメイクして見せました。また、オフシーズンには集中的にレールワークをトレーニングしたという事で、以前よりもターンにパワーが付いた印象を受けました。

能書きは抜きにして、フィリペのサーフィンは見ていて面白いですね。エアー、カーヴィング、スナップ、レイバックとバラエティ豊富で、フリーサーフィンと変わらないので。こういったサーファーが優勝すると、他のサーファーもリスキーなマニューバを入れないと勝てない状況に追い込まれるので、確実にレベルが底上げされると思います。

ちなみに、今回のメンズのセミファイナリストは、オージー1名にブラジリアン3名という顔ぶれ。ガブリエル・メディナだけでなく、ガブリエル以外のブラジリアンもツアーを席巻するようになってきましたね。今回は、ツアーイベント史上最悪のコンディションという条件もあっての事ですが・・・。

さて、次なるワールドツアーイベント第二戦「リップカール・プロ・ベルズビーチ」のウェイティングピリオドは4月1日~12日。ベルズビーチ本来のロングウォールが姿を現せば、初戦の結果とは大きく異なる顔ぶれが活躍する可能性は高くなるので楽しみです。

クイックシルバー・プロ・ゴールドコーストの結果

1位:フィリペ・トレド
2位:ジュリアン・ウィルソン
3位:ミゲル・プポ
3位:アドリアーノ・デ・スーザ

ロキシー・プロ・ゴールドコーストの結果

1位:カリッサ・ムーア
2位:ステファニー・ギルモア
3位:タイラー・ライト
3位:タティアナ・ウェストン・ウェブ

イベント公式サイトは下記リンク先からチェックして見て下さい。各ヒート結果などを確認できます。

Quiksilver Pro Gold Coast

Roxy Pro Gold Coast


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ハイライト
https://youtu.be/e-4-Pj2gBx4

昨日フィリペが見せたアップサイドダウンのグラブリバース
https://youtu.be/cEFl8YtMv4o