現地時間2019年7月9日(南アフリカ)、Jベイ(ジェフリーズベイ)を会場とするCT(チャンピオンシップツアー)第6戦「コロナ・オープン・Jベイ(Corona Open J-Bay)」が開幕。
ウェイティングピリオド初日の本日は、メンズのラウンド1とウイメンズのラウンド1ヒート3まで終了しました。
今回の記事は、コロナJベイのイベントレポート、動画、今後の波予報などをお届けします。
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セットで頭ほどとJベイにしてはスモールコンディションとなった本日。本日は、前日までのスウェルが一日を通してサイズダウン予報だったので、サイズのある時間帯にメンズということで、メンズからスタートしました。
Corona Open J-Bay(メンズ)
イベント情報記事を公開した時にはヒート表が空欄であったリプレイスメントとワイルドカードの計3枠ですが、南アフリカ出身トップQSランクのベイリック・デ・ヴリーズ、QSランクトップ(CTサーファー以外で)のジョーガン・クージネ、南アフリカ出身元CTサーファーのマイケル・フェブラリーでイベントはスタート。
本日はレッドジャージ着用のトップシードは順当にラウンド3進出を決め、レッドジャージでラウンド2送りとなったのはライアン・カリナンのみ。
本日のシングルハイエストスコア9.10とトータルハイエストスコア17.60をマークしたのは、過去2年連続優勝を果たしているフィリペ・トレド。
ビッグサイズになったJベイでのカーヴィング、エアリアル向きではないストレートオフショアでもエアーをメイクできるフィリペなので、今イベントでは大注目のサーファーの一人です。
*フィリペ・トレドの9.10と8.50
今イベントから今まで以上に注目されるのはケリー・スレーター。ジョンジョンのワールドツアー離脱により、オリンピック出場権を得られる可能性が見えてきたためです。
ジョンジョンを除いたアメリカ人サーファーの中で、現在のケリーはコロヘ・アンディーノに次ぐランキングなので、4ランク下のコナー・コフィンに逆転されずにジョンジョンのポイントを上回れば、2020年東京五輪出場権獲得となります。
そんなケリーが得意とするイベントは今回のJベイ、チョープー(タヒチ)、サーフランチと3戦連続で続くため、いかにミスなく上位入賞を果たせるのかがオリンピックに向けて重要となります。
そのケリーは本日、ジェレミー・フローレスとセバスチャン・ジーツとの対戦となり、僅差の末で2位となり、ラウンド3進出を決めています。
本日のハプニングとしては、CT歴10年目というベテランのオーウェン・ライトが、間違ったコンテストジャージを着用してヒートに臨もうとする事態に。
間違えた理由としては、常にトップシードであったオーウェンは当たり前のようにトップシードの証であるレッドジャージを着用したのですが、スロースタートとなっている今季はトップシードから転落してブルージャージを着用しなければならなかったためです。
慌ててコーチのマイクロがブルージャージを届けに行き、オーウェンはヒートに遅刻する格好となったのですが、無事にラウンド3進出を決めました。
本日の結果
今後のヒート表
Corona Open J-Bay(ウイメンズ)
本日は3ヒートのみ開催となったウイメンズ。3ヒートの結果は、全てトップシードのサーファーが1位通過を決めています。
ヒート1から順に、ステファニー・ギルモア、カリッサ・ムーア、サリー・フィッツギボンズ。
その中でトータルハイエストスコア14.80を叩き出したのは7×ワールドチャンピオンで今イベントのディフェンディングチャンピオンでもあるステフ。
Jベイを得意とするステフが、今イベント結果でサリーからイエロージャージ(ランキングトップのみ着用)奪取となるのかに注目が集まります。
本日の結果と今後のヒート表
トップ5ライディング動画
波予報
明日からはサイズダウンの予報となっていて、10~11日は腰~胸サイズのスモールコンディション。サイズアップしてくるのは12日(金曜)午後から、午後にオーバーヘッドくらいまで上がるものの風向きはサイドオフショアの見込み。
12日午後から反応するスウェルは13日(土曜)午前にピークを迎え、サイズはオーバーヘッドほどと見られていますが、13日は風向きが悪い予報となっています。
次なる開催は、12日午後の早い時間帯でスウェルに反応すれば開催される可能性があるかなといった感じです。
まとめ
日本と南アフリカの時差は7時間で、日本の方が7時間進んでいます。
現地時間の午前7時半にイベント開始の場合、日本時間は同日の午後2時半となります。
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公式サイト(メンズ)「Corona Open J-Bay」
公式サイト(ウイメンズ)「Corona Open J-Bay」