先日、インドネシアのスンバワ島レイキーピークを訪れた記事をお届けしました。

レイキーピーク滞在後、ローカルバスを乗り継いだりしながら辿り着いた先が、ヨーヨーズ、スーパーサック、スカーリーフなどで知られるスンバワ島西部となるウエストスンバワ。

昨年はウエストスンバワプロというQSイベントが開催されたエリアです。

今回の記事は、2019年10月12~17日までのウエストスンバワの波情報やサーフィン情報をお届けします。


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昔からサーフエリアとしては知られているウエストスンバワ。メジャーエリアにならないという事はインドネシアの中でトップレベルではないと想像していました。

そのため、一度も足を伸ばしたことはなかったのですが、レイキーピークに行くのなら、同じスンバワ島ということで訪れてみることにしました。

ウエストスンバワのサーフスポット

上記地図で赤ピンを指している場所が、ヨーヨーズまで徒歩圏となる私が滞在した宿です。

ヨーヨーズから南に行くとトロピカル、北に向かうとスーパーサック、さらに北上するとスカーリーフといったサーフスポットが点在しています。

このエリアで波のクオリティで言えばスーパーサックとスカーリーフが有名ですが、ヨーヨーズよりも北側に位置することからスウェルが入りづらく、ある程度のサイズのスウェルがヒットしないと理想的な波が姿を現しません。

ヨーヨーズ近くに滞在した理由は、ヨーヨーズはウエストスンバワで最もスウェルへの反応が良いと言うことで、基本的にはヨーヨーズでサーフしながら、サイズアップすればスーパーサックと考えていました。

ヨーヨーズ

私の滞在時のヨーヨーズは、小さい時で3~4フィート、大きい時で5~8フィートという予報となっていました。

海に入った感覚としては、小さい時でセットで頭ほど、大きい時でセットで頭半ほどといった所。

ピークが決まっているリーフブレイクやポイントブレイクならば問題ないのですが、ヨーヨーズはリーフブレイクながらもビーチブレイクのようなコンディションなので、頭半のセットが入ると一般サーファーの私には結構ハードでした。

プロサーファーならばファンウェイブといった感じなのでしょうが…。

最大の難点であったのが、午前8~9時頃から吹き始める南東風。ウエストスンバワは西向きの沿岸なので、季節風がオフショアと思いきや違うのです。

ヨーヨーズは湾の北側に位置し、北風がオフショアとなるので南東風はサイドオンショアとなり、一度風が入ると日没までずっと強風のままなので、ヨーヨーズでは朝一以外は面がガタガタになってサーフィンは厳しくなります。

基本的にインドネシアの季節風は乾季が南東、雨季が北西となり、ヨーヨーズでは乾季に一日クリーンコンディションでサーフするのは厳しいかなといった印象を受けました。

スーパーサック

私が今回狙っていたのはスーパーサック。名前が示す通り、相当波が巻き上げるレフトハンダーです。

スーパーサックはヨーヨーズとは異なり、湾の南側に位置する入り組んだ地形となっていることから乾季の季節風がオフショアになるブレイク。

波予報サイトでは「どの潮回りでもサーフ可能」との事でしたが、サイズが小さかったせいか潮が引いてるロータイドは全くダメでした。

唯一波がブレイクしてサーファーが入っていたのは、ヨーヨーズで頭半ほどのスウェルが入っていた時ですが、スーパーサックでは胸ほどのサイズ。

胸ほどであっても、たまにバレルになる波も入るものの、最低でも頭サイズくらいのスウェルが必要だと感じました。

今回はスウェルを当てられなかったものの、サイズさえあればパーフェクトブレイクになることは容易にイメージできたので、是非とも一度は当ててみたいサーフスポットです。

参考までに、上記写真を撮影した時のスーパーサックの波予報サイトによるサイズは3~5フィートで、同日のヨーヨーズは5~8フィートでした。

まとめ

風とスウェルに苦しめられたものの、一度は来てみて良かったと思えたウエストスンバワ。

実際にラインナップでブレイクする波のサイズや風の強さなど、現地を訪れてみないと分かりませんし。

例えば、ジャワ島チマジャは今回のヨーヨーズと同じくオフショアは北風ですが、乾季は終日サーフ可能であることも珍しくなかったりしますしね。

ウエストスンバワ後はロンボク島へと渡ったので、今後ロンボク情報も更新します。

旅の詳細については、姉妹サイト「World Surf Travel」からチェックして見て下さい。

2019年10月インドネシアトリップの過去記事