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新型コロナウイルスの影響により、刻一刻と変化している各国の対応。

主要な点で言えば、空路による入国拒否や入国制限もしくは2週間の自己隔離措置であり、突如として適用されることがあるので現在海外を訪れることは非常にリスキーと言えます。

そんな最中にインドネシアでは、ボートトリップを楽しんだ12名のオーストラリア人サーファーが港からの上陸を拒否されるハプニングが発生。

今回の記事は、新型コロナウイルス予防のためにボートに取り残されたオージーサーファーに関するニュースをお届けします。


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同ニュースがオーストラリアの9NEWSによって報じられたのは3月15日(日曜)のこと。

12名のオーストラリア人サーファーを乗せたボートは、土曜日の午前にスンバ島の港へと戻ってくると、10日間のボートトリップ前に検査をパスし、体調不良の兆候もないものの上陸を拒否されて立ち往生となったと言います。

スンバ島ワインガプの港で足止めを喰らっている際、医師がボートを訪れたものの、体調検査をするわけでもなく、上陸の拒否を告げられただけだったそうです。

では、なぜ上陸拒否されているのか?新型コロナウイルスの感染拡大により、スンバ島の地方自治体では外国人による上陸を拒否する法案が可決されたとか。

ボートトリップ中は携帯の電波も入らない海上で過ごしていた事から、その情報を知る由もなかったゆえの結果だそうです。

ただし、食料、燃料、水などが限られていることを考えれば、いつまでもボートで過ごすわけにもいきません。

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そこでボートのキャプテンがスンバ島の他の港に上陸できないか計画を立てたものの、目的地と考えた港も上陸禁止との情報が。

ならばスンバ島を離れ、確実に上陸できる保証はないものの、最後の燃料を使って日曜の夜間にフローレス島へと向かう予定になっているそうです。

ちなみに、今回の12名全員はバリ島やオーストラリアへと戻るためのフライトを逃しているので、金銭的な負担も発生します。

さて、この件はワーストケースと言えるほどのレベルだと思いますが、海外に行くのはかなりリスキーになっている現在。

まだまだパンデミックの始まりと言われているので、これからさらなる入国制限が設けられる可能性が高いですし。

なんでもかんでも自粛というのはあまり好きではないですが、今の時期の海外旅行は得策ではないように思えます。

リスクを受け入れられる覚悟がある方なら別ですが、1週間程度の海外旅行に出る搭乗直前に、訪問予定国で2週間の自己隔離が義務付けられたら目も当てられませんし…。

追記(2020/3/18)

9NEWSによると、15日(日曜)夜中にフローレス島へと向かった一行は月曜午前に無事フローレス島に到着。

しかし、同日は港にて上陸の許可は下りず、体温検査などを終えた火曜日午後になり、ようやく上陸の許可が下り、これからオーストラリアへと帰国予定だそうです。

ただし、現在のオーストラリアはオーストラリア人でも海外からの帰国の場合、2週間の自宅隔離を求められるのですが…。