現地時間2020年10月6日(オーストラリア)、WSLカウントダウンのオーストラリア版となるグランドスラム第2戦「Boost Mobile Pro Gold Coast」が開催。
サウスストラドブローク島を舞台にした同イベントの本日は、ウイメンズがクオーターファイナルの全ヒート、メンズはクオーターファイナルのヒート2まで終了しました。
今回の記事は、ブーストモバイルプロのイベントレポート、動画、イベント最終日となる明日の進行などといったニュースをお届けします。
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イベントレポート
ビーチブレイクの会場にして、ダブル近くまでサイズアップしたスーパーハードコンディションで開催となったブーストモバイルプロ。
どれほどハードだったかと言うと、パドルバックのためにジェットスキーアシストを導入したほど。
これだけハードコンディションになると、特にウイメンズでは波運の要素にも大きく左右され、ラウンド1ではタイラー・ライト、クオーターファイナルではステファニー・ギルモアが早期敗退となっています。
ちなみに、今イベントはツイードコーストプロとフォーマットが代わり、敗者復活戦はなくなり、3人ヒートのラウンド1で3位となるとその場でイベント敗退と時短フォーマットに変更していました。
クオーターでステフを破ったのはメイシー・キャラハン。メイシーは以下のコメントを残しています。
本当にクレイジーな一日だったわ。ヒートを勝ち上がれるかどうかはほぼ運次第で、私がそのチャンスを掴んだって感じ。
多分みんな同じ気持ちだと思うけど、このイベントはエキシビションマッチだけど真剣に取り組んでいるの。
コンテストに出場する時はいつでも優勝したいし、その気持ちは変わらないから。コンテストジャージを再び着用出来て気分も良いしね。
ここ数年でステフとは何回か対戦してて、いつもステフにはやられてばかりだから、ようやく1つだけ借りを返せてストークしてるわ。
あまりにハードコンディションであったため、波に乗ると言うよりも乗らされているようなサーファーもいた中、バレルをメイクしたりと調子が良かったのは今季のツアールーキーになるはずだったイザベラ・ニコルス。
ほとんどのウイメンズサーファーがトータルスコアが2桁に達しない一方、イザベラはラウンド1とクオーターファイナルのどちらも2桁のスコアをマークしています。
そんなイザベラのコメントは以下の通り。
ツイードでは自分のパフォーマンスにガッカリだったから、ここでは実力を発揮したいって思ってたの。
ツイードの時のような波と比べたら、私は今日のようなタイプの波の方が好きだから、それで上手くいったんだと思うわ。
ヒート中の私は気持ちの持ちようが大切で、楽しめる気持ちになるように取り組んでいるの。
今日のラウンド1みたいに楽しんでいる時こそ、ベストなパフォーマンスを引き出すことができるから。
トップシードがいない明日は楽しみだわ。もしもサイズアップすれば、エキサイティングな一日になると思うし。
メンズではワイルドウエストこと、西オーストラリアで育ったジャック・ロビンソンが圧倒的な強さを見せました。
ジャックもイザベラ同様、今季ツアールーキーになるはずだったサーファーということで、今イベントはルーキーの活躍が目立っていると言えます。
ジャックはクオーターファイナルでオリンピック出場権を持っているオーウェン・ライトと対戦し、8ポイント台と9ポイント台をマークし、オーウェンをコンボに追い込んでの勝利。
ジャックのコメントは以下となります。
今日、会場に到着して波チェックした時に熱くなったね。ツイードではスモールウェイブだったから自分でエネルギーに火を付けなきゃって感じだったけど、今日の波は見ただけでエネルギーが燃えたぎるって感じで。
トップネームに勝つのは気分が良いけど、簡単な事じゃないから全力で取り組んで勝てた時の気持ちよさは格別だよ。
ソリッドな波を二本揃えるまで動き回った末に、僕はしっかりとバレルをメイクできたからストークしてる。
本日の結果と明日のヒート表
メンズ
ウイメンズ
本日のフル動画
まとめ
明日はイベント最終日であると同時に、レジェンドサーファー同士のヒートとなるヘリテージヒートも開催されます。
当初の発表では、ミック、パーコ、ディンゴ、ビードの4名でしたが、本日のライブ中継ではミックではなくオッキーと言ってました。
おそらくヘリテージヒートはファイナル前の開催になることでしょう。
イベント自体のファーストコールは午前7時なので、日本時間では午前6時となります。
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公式サイト「Boost Mobile Pro Gold Coast - Men's」
公式サイト「Boost Mobile Pro Gold Coast - Women's」