先日お届けしたジャスティン・デュポン「Justine Dupont」(29歳)によるマウイ島ジョーズでのビッグバレルメイク動画。
今後のウイメンズのビッグウェイブサーフィンにおいて、新たなベンチマークになるほど素晴らしいパフォーマンスでした。
そこで当日の心境などについてジャスティンが語ることに。
今回の記事は、サーフラインによるジャスティン・デュポンへのインタビュー記事の一部をお届けします。
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ウイメンズのビッグウェイブシーンにおいて、おそらく最大かつ最もディープなバレルをメイクすることになったジャスティン。
トウインサーフィンだからと言って、ウイメンズでこれほどディープなビッグバレルメイクに至ったのは非常に驚かされました。
偉業を達成したジャスティンへのインタビュー内容の一部は以下となります。
マーヴェリックスでの立て続けのビッグウェイブセッションの直後だったから、本当にクレイジーだったわ。
マーヴェリックスでは日の出から日没まで、ジェイミー・ミッチェルと一緒に毎日サーフィンしてたの。
ほとんどがパドルインでのセッションで良い波を当てたわ。
それからビッグスウェルが入って、ジェフ(クラーク)とトウインをする機会を得たから、ストライクミッションでトドスにも行った。
トドスでのストライクミッションを終えたら再びマーヴェリックスへ戻ってのサーフィンと、とにかくスウェルがノンストップで入り続けてたの。
そんな状態だったから、そろそろ体がいっぱいいっぱいかなって思ってたタイミングで、あのビッグスウェルが姿を現したわ。
ただ、風の問題があったから、私はトウインセッションになると思ってた。
私はナザレでトウインはたっぷりとしてきたから、トウインサーフィンについてはかなり自信を持ってるの。
それであまり体力は残ってないけど、トウインなら行けると思ってジョーズ入りする決意を固めたわ。
Q:あのビッグバレルについて教えて。
実は面白いことに、私はジョーズでトウインサーフしたのは初めてだったの。
あの日、ミシェル(ラロンド)がタイラー(ラロンド)を1時間ほどトウインしていて、タイラーは素晴らしいサーフィンをしていたわ。
ミシェルのドライビングも素晴らしくて、見学しているだけでとてもタメになるの。
だから、私は彼らの動き、ライン選び、ライディング、加速する場所など細かい点に集中してチェックしていたわ。
そしたらトウインしないって誘われて「ジョーズでのサーフィンは2年振りだから、小さめの波から始めてくれるならオッケー」って応えた。
最初に小振りな波に乗って調子が良かったし、ミシェルのことも信頼できたから、次はじっくりとセットを待つことにして、最終的にラインナップで一番ディープな位置で波待ちすることになった。
その時にセットが入り、誰も狙わないから私たちが行くことにしたの。
ロープから手を離した瞬間は「このポジションはあまりにもディープ」って思ったのは今でも記憶に残ってる。
でもね、タイラーから「波がクローズアウトするって思うくらいが良いんだ。だって、バレルに入れるってことだから」って言われたことも思い出したの。
ポジション的にバレルに入れる自信はあったからラインをホールドしたの。そしたらバレルに入れて、スピットアウトした時の気分は最高だったわ。
Q:ジョーズでのベストウェイブ?
間違いないわ。2年前のコンテストでも似たようなスウェルを当てたけど、パドルインだったから真っすぐのみのライディングでバレルはなかったし。
でも、今回はバレルがあったから、確実にベターな波だったって言えるわ。
あのバレルをメイク後、実はもっと波に乗りたいなって思ってたけど、体は疲れ切っていたの。
その時「今日はこれ以上の波に乗れないよ。さっきよりもサイズのある波には乗れるかもしれないけど、ベターな波ではないね」って言われたわ。
そこで私の頭の中で「体を休めてあげるべき」って声が聞こえて従うことにした。
まぁ、翌日にはまた良い波に何本か乗れたから、それで私は十分にハッピー。
さて、一気にレベルアップしたとも言えるウイメンズのビッグウェイブサーフィン。
個人的にはジョーズでのウイメンズイベントなど少し早い気がしていましたが、コンテストを行うことで上達の速度が加速するのも事実。
ウイメンズがジョーズでのパドルインでバレルをメイクする日が来るのもそう遠くないのかもしれません。
最後に、ジャスティンの素晴らしいライディング動画をチェックして見て下さい。
*ノーズ装着のGoPro動画
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参照記事「Interview: Inside Justine Dupont’s Massive Jaws Barrel」