天才的なサーフィンのセンスを持つマウイ島をホームとするクレイ・マルゾ「Clay Marzo」(32歳)。
CTサーファーなどといった表舞台での活躍が期待されていたものの、アスペルガー症候群を患っていることから人前に出ることが苦手であり、表舞台からは離れたサーファーですね。
今回の動画は、クレイ・マルゾのバレルスキルが前面に出たフリーサーフィン映像をお届けします。
スポンサーリンク
風が強い島育ちのマウイボーイズの一人ということで、風を利用したパント系を得意とするクレイ。
特にテールを蹴り込んでぶっ飛ばすブローテールはクレイのシグネチャームーブとも呼ばれ、ブローテールからのリカバリーは異次元レベルですね。
なのですが、今回フィーチャーされているマニューバはバレル。
バレルの出口方向からの映像が多用されていることから分かる通り、完全にバレル内ではホワイトウォーターに乗り上げていながらも抜けてきています。
通常であれば、ホワイトウォーターに乗り上げるとバランスを崩してワイプアウトしやすくなるのですが、クレイは安定してメイクしてきます。
ホワイトウォーターに乗り上げてもワイプアウトしないという事は、ディープなポジションを攻めることができ、という事はロングバレルのメイクに繋がります。
現状において、クレイと同じテクニックを身に付けているサーファーは、私が知る限りではケリー・スレーター、ジェイミー・オブライエン、ジョンジョン・フローレンスといったところ。
それだけ希少かつ世界トップレベルのスキルを身に付けているのですから、クレイはもっと注目されても良いのではと感じてしまいます。